LV5 本番公開済
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二重顎・顎のたるみ治療
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美容整形で改善するには
美容外科の施術で二重顎を改善するには、頬・顎脂肪吸引がおすすめです。
頬・顎脂肪吸引とは

頬と顎における脂肪の吸引です。耳の下と顎の下に小さな入り口を作り、そこから脂肪を吸引します。約30分の施術時間で、ダウンタイムもほとんどありません。
たるみが強い傾向にある方には、フェイスリフトの併用もおすすめです。
相乗効果によるたるみ改善

フェイスリフトは、耳の周囲の皮膚を取り除いてフェイスラインのたるみと二重あごを改善する方法です。フェイスリフトと頬・顎脂肪吸引を同時に行うと、相互的なメリットがあります。
フェイスリフトを行う際、頬の皮膚をある程度剥離して弁皮を形成します。頬・顎脂肪吸引を併用すると、血管を傷付けることなく弁皮形成をより広範囲で行えるのです。
また、過度の脂肪を吸引した場合、かえって皮膚にたるみが生じてしまうことも、フェイスリフトで防止することが可能です。
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二重顎、フェイスラインのたるみの原因とは
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加齢や肥満、体重の急激な変化など

二重顎は、年齢や体型に起因しますが、稀に、元々顎の下に脂肪がつきやすい方もいらっしゃいます。
脂肪が原因となっている場合には、頬と顎の脂肪吸引で改善できますが、取る量が多くなると皮膚のたるみも目立つようになってしまうため、リフトアップ術との組み合わせ治療を行う必要がある場合もございます。
表情筋の筋力低下、頬の脂肪量の減少、リンパのむくみなど

フェイスラインのたるみは、加齢による表情筋・脂肪量の変化やむくみなどが理由として考えられます。
表情筋の低下を補うには、SMASという筋膜から引き上げるフェイスリフトがおすすめです。たるんでいる皮膚も取り除くため、フェイスラインをシャープにすることができます。
また、フェイスラインのたるみに対しての直接的なアプローチはフェイスリフトですが、脂肪が減少した箇所にオートファイバーを行うことで、間接的にリフトアップが可能です。
例えば、目の下の眼窩脂肪の周囲からバッカルファットにかけての部分の脂肪が減少すると、ゴルゴ線やほうれい線が目立つ原因になります。
口角周囲の脂肪が減少した場合では、マリオネットラインが目立つようになります。このように、ポイントで脂肪が減少していくと、最終的にフェイスラインのたるみも目立ちやすくなるのです。
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口元のたるみ・シワの原因とは
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加齢や筋肉が要因に
口元のたるみの原因は、
- 1. 皮膚のハリの低下
- 2. 口輪筋の弛緩
です。
皮膚のコラーゲンやエラスチンなどの真皮のタンパク質低下によって、ハリが失われます。口元の場合は口輪筋が弛緩して口角に締まりがなくなり、たるみができてしまうのです。
皮膚のハリの低下

皮膚のハリは、皮膚の深い層に含まれるコラーゲンやエラスチンによって保たれています。これらは生まれた時に最も多く、年齢とともに徐々に減っていきます。その変化は、残念ながら避けては通れないものです。
対処法としては、補ったり、産生を促したりするほかありません。
補う方法としては直接注入する方法と、食品やサプリメントで補給する方法があります。
一方、産生を促す方法としては、レーザー治療やウルトラセル、ダーマローラー、PRP注射などといった方法があります。
口輪筋の弛緩

昔に比べて硬いものを食べないために、顎が小さくなったと言われています。外観的には小顔になりますが、柔らかいものばかり食べているということは、口の周囲や顎に関わる筋肉もあまり使わないということです。つまり、筋肉が弛緩しやすいと言えます。
対策の1つに、筋力トレーニングがあります。市販でもいろいろなグッズがありますので、使用してみてもいいかもしれません。
美容外科の施術では、小ジワにはヒアルロン酸注射やレーザーフェイシャルがおすすめです。口角のたるみによってできる深いシワには、プレミアムオートファイバー(脂肪注入)で改善が見込めます。
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口元のたるみ、シワの改善策
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様々なお悩みとその対処法
老け顔の要因に

口元のたるみやシワは、ほうれい線やマリオネットラインといった、深いシワから唇の細かい縦ジワまで、いろいろな種類があります。早い方では、20代から増え出すこともあるでしょう。
基本的には、深くなってしまってからよりは浅いうちに治療を開始した方が改善されやすいですし、今後の見た目としての老化防止にも繋がります。
年齢が若くても、ほうれい線やマリオネットラインが目立ってしまうと、どうしても元気のない印象や老けた印象を与えてしまうものです。早め早めの治療をおすすめいたします。
エクササイズや乾燥対策によるセルフケア

口角のたるみの原因の1つに、口輪筋のたるみが挙げられます。
エクササイズとしては、口輪筋のエクササイズがあります。頬を膨らませたままで口をギュッと閉じて5秒キープしたら、リラックスします。それを5回で1セットとし、1日3セット行う方法です。口角を上げて笑う練習をすることでも、エクササイズになります。
また、ぷるんとした唇はそれだけでイキイキとした印象を与えます。唇やその周囲のハリ・潤いを保つために、グロスやリップクリームなどで潤いを与えておきましょう。
美容外科による治療

当院では、それぞれの患者様の状態に合った施術をご提案いたします。
浅いシワや小ジワにはレーザーフェイシャル、ヒアルロン酸注射、ウルトラセル等の施術が可能です。肌の再生を促すためにダーマローラーでPRPやビタミンCを導入することもできます。
深めのシワに関しては、オートファイバーを中心とした脂肪移植がおすすめです。当院では、コンデンスリッチファットやピュアグラフトにも対応可能で、より生着率を高めることができます。
たるみ治療としては、脂肪の吸引で顔を引き締めたり、糸リフトと組み合わせてよりフェイスリフトの効果を引き出したりするような施術もできます。
口元のシワの予防としては、ボトックス注射も可能です。
まずはカウンセリングにて、お悩みをお聞かせください。
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マリオネットラインへのボトックス注射
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メカニズム
マリオネットラインができる原因はいくつかありますが、そのうちの1つが“への字口”にする働きのある口角下制筋の過度な緊張・拘縮です。
口角下制筋は年齢とともに強張りやすくなり、皮膚のたるみや脂肪の下垂も重なってへの字口気味になります。それに伴って、マリオネットラインも深く目立ってくるようになります。
口角を上げるためには

口角下制筋の過度な強張りは、ボトックス注射で緩和できます。
ボトックス注射は神経から筋肉への命令を遮断することで、筋肉収縮や緊張を和らげる治療法です。施術は5分もかからずに終了し、ダウンタイムもほとんどありません。術後数日~1週間ほどで口角下制筋の緊張が取れ、への字口が改善していきます。効果は約半年です。
口角が上がるとマリオネットラインが目立ちにくくなるだけでなく、明るく快活な印象を与える表情となります。
誤った注入による副作用を避けるために
ボトックス注射でしっかりとした効果を出すには、解剖学的な知識と注入技術が必要です。間違った場所や深さに注入してしまうと、口唇に強い違和感が出たり、ストローが使いづらかったり、場合によっては飲み物が口からこぼれてしまったりする合併症を起こす可能性があります。施術を受ける際には、しっかりと医師の見極めをしておくことが大切です。
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マリオネットラインへのヒアルロン酸注射
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施術のメリットについて
ヒアルロン酸注射のメリットは、手術時間が5~10分でダウンタイムがほとんどないというところです。術直後から改善が見られ、腫れや内出血もほとんどありません。また、丁寧にゆっくりと注入していくことにより、痛みも軽度に抑えられます。
一度の治療で、半年~1年ほどの効果の持続が期待できます。
症状に合わせたヒアルロン酸をご提案

マリオネットラインは患者様によって症状が変わってきます。凹みが強い方やシワっぽい方まで様々です。
そのような状態によって、使用するヒアルロン酸や注入する深さも変えていく必要があります。凹みが強い方には粒子の大きめな製剤を、シワっぽく見える方には粒子の小さめなサラサラの製剤を浅い層に注入していきます。
症状によっては、2種類のヒアルロン酸を使用することもあります。実際に診察させていただき、患者様に合ったヒアルロン酸をご提案いたします。
やみくもに注入していると血管を塞栓してしまい、皮膚にダメージを与えてしまう可能性があります。これは、血管の走行に注意して注入する深さや圧に気をつけることで予防が可能です。また、当院では血管を避けられる先の尖っていない針(マイクロカニューレ)もご用意しています。
オートファイバーによる治療

脂肪注入(オートファイバー)という方法でマリオネットラインを改善することもできます。
口の角のところからラインに向けて、脂肪を注入します。軽いものであれば1回の治療で改善されますが、深いシワの場合は2~3回必要なこともあります。より生着しやすくするためにマイクロCRFの施術も可能です。
脂肪注入は、柔らかく自然にマリオネットラインを改善します。カウンセリング時にどのような治療法が症状に合ったものかを判断してご提案いたします。
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マリオネットラインの原因とは
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マリオネットラインとは口角から顎に向けて走る左右2本の線のことです。
ほうれい線の先と重なり、二重ほうれい線と呼ばれることもあります。
20代から悩む方もいらっしゃいますが、通常は40~50代頃から目立ってくると言われています。加齢に伴う3つの要因
脂肪の重みによるたるみ

お顔の脂肪には、いくつか種類があります。メーラーファット、バッカルファット、そして皮下脂肪です。このうちメーラーファットは主にほうれい線に作用し、バッカルファットがほうれい線とマリオネットラインの原因となります。
若いうちは皮膚や皮下組織がしっかりしているため、バッカルファットの重みに耐えられますが、次第に重力に負けて脂肪が下がり、マリオネットラインが深くなってしまいます。
若いうちからバッカルファットを除去しておくことや、皮下脂肪を吸引して皮膚と皮下組織を引き締めておくことで予防できます。
広頚筋のゆるみ

広頚筋は薄い膜のような筋肉で、頬から鎖骨の辺りまで広がっています。この筋肉が緩むと頬を下に引っ張ってしまうため、フェイスラインが不明瞭になり、マリオネットラインも深くなってしまいます。
口角下制筋

文字通り口角を下に引き下げる筋肉ですが、この筋肉が加齢とともに伸縮性を失って硬く縮まってくると、口がへの字になり、マリオネットラインも深くなってしまいます。
口をへの字にする癖がある方や強く口を閉じる癖がある方は、口角下制筋が拘縮しやすいため、普段からの表情に気をつけることである程度予防が可能です。
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マリオネットラインの治療
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美容整形で改善するには
マリオネットラインは、口角の横から顎に向かって伸びる2本の線のことです。腹話術師が使う人形の口に似て言うことからそう呼ばれるようになりました。
マリオネットラインは改善が可能
切らないエイジングケアである注入治療が人気な傾向にあります。
ガーデンクリニックでは、オートファイバーやヒアルロン酸などの施術が可能です。患者様の状態を診察し、症状に合った施術をご提案いたします。注入治療であれば5~10分ほどで施術が終わり、ダウンタイムもほとんどありません。
マリオネットラインはたるみから深くなっていきますが、たるみは脂肪の重みでひどくなります。よってこれを吸引することで進行を抑え、線を薄くすることができます。
脂肪には、皮下脂肪とより深い層にあるバッカルファットの2種類がありますが、どちらも除去することが可能です。
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ほうれい線へのボトックス注射
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メカニズムやその治療効果について
ボトックスとは

シワ治療やワキガ・多汗症、痩身、小顔形成などの美容外科における様々な領域で使用されている製剤です。ボトックスに含まれるボツリヌストキシンには、筋弛緩作用(筋肉を麻痺させる働き)があります。
例えば額や眉間のシワは、前頭筋や皺眉筋という筋肉に力が入ってできるため、麻痺させることでシワが寄らなくなります。
ボトックス注射でほうれい線や顔のたるみは目立たなくなるのか

ほうれい線は、いくつかの表情筋が動くことによってできるものです。これらを全て麻痺させてしまうと、笑顔が上手に作れなくなったり、口周りの動きが不自然になってしまったりするため、原則的にほうれい線へのボトックス注射はおすすめしておりません。
ほうれい線の原因は表情筋だけでなく、皮下脂肪の減少や皮膚のたるみも含まれます。これらの原因を改善する方が、より自然に目立ちにくくすることが可能です。
まずはご相談へお越しください
皮下脂肪の減少にはプレミアムオートファイバー(脂肪注入)やヒアルロン酸注入、皮膚のたるみには頬・顎脂肪吸引や糸リフトなどがおすすめです。いずれの施術も顔にメスを入れず、ダウンタイムを軽減できます。
実際にはカウンセリングの際に、患者様それぞれにどの方法が合っているのかを診察・診断しておりますので、ぜひ一度カウンセリングにいらしてください。
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ほうれい線へのヒアルロン酸注射
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治療方法
皮膚や関節、眼球などの体内にも多く分布しているヒアルロン酸を皮下に注入し、ほうれい線を改善することができます。
極細の注射器を使用するためダウンタイムはほとんどなく、治療時間も5~10分程度で終了します。注入したヒアルロン酸は徐々に体内へ吸収され、効果の持続期間は半年~1年程度です。
ヒアルロン酸の種類

一口にヒアルロン酸と言っても、実は様々な種類があります。それぞれの製品で粒子の大きさや柔軟性、濃度などが異なるため、きちんと使い分けをしなくてはなりません。
粒子の大きい製剤の方が吸収されにくいですが、粒子の小さい製剤の方が柔軟性に富んでいます。そのため、目の周りの小ジワや目の下のクマなどには粒子の小さいものを用いる傾向にあり、ほうれい線やバストなど、ボリュームを出したい箇所には大きな粒子のものを使う傾向にあります。
美しくなるポイント

美しい仕上がりを目指すためには、ヒアルロン酸の種類だけでなく、注入する量や深さ、角度が重要です。また、ヒアルロン酸は周囲の水分も吸収して膨張する性質があるため、膨張率も計算に入れます。
皮膚の構造を断面図で見ると、上から表皮、真皮、皮下組織という3層構造をしています。シワの場所、深さによって注入する深さも角度も変わりますが、基本的には真皮の深部から皮下組織に注入します。ミリ単位での調整が必要になりますので、当院では極細の注射針を用いて、医師が丁寧に行います。
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ほうれい線と頬のたるみのリフトアップ
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治療法
細かなシワはレーザー治療でも改善が見込めますが、ほうれい線などの大きなシワは、それだけでは不充分です。たるんだ皮膚をしっかりと引き上げるためには、「ミニリフト」や「フェイスリフト」などの方法がおすすめです。
ミニリフト・フェイスリフト

2つの施術は、重度のたるみを治療できる方法です。ミニリフトでは耳の前方の目立たない部分、フェイスリフトでは耳の周りからこめかみにかけての部分を切開し、皮膚とSMAS(スマス)と呼ばれる筋膜を一緒に引き上げます。皮下、筋膜下を剥離してから吊り上げるため、新しく移動した位置で皮膚が癒着し、効果が長持ちしやすくなります。
皮膚を切開するとはいえ、傷跡ができるのは耳の周囲の目立ちにくい部分です。
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ほうれい線と顔のたるみの予防法
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効果が見込めるセルフケアとは
軽度のほうれい線であれば、セルフケアでも予防できる可能性はあります。このページでは、ご自身でできる対策をご紹介いたします。
ほうれい線・顔のたるみの予防マッサージ・トレーニング

頬の脂肪が多いほど、老廃物が溜まってむくみが起き、ブルドックのようにたるみが目立ってしまいます。むくみを軽減するには、顔のリンパマッサージがおすすめです。
顔全体から首に向かって老廃物を流すようにマッサージを行うと、頬だけでなく全体がすっきりします。マッサージジェルやクレンジングオイルなどを全体に伸ばして行うとよいでしょう。
また、表情筋を鍛えることもおすすめです。
鏡の前で大きく口を動かし、笑顔を作ります。1日3分程度これを行うだけでも表情筋のトレーニングになり、たるみを予防することが可能です。
最も大切なのはUVケア

肌の老化の1番の原因は紫外線です。紫外線は日焼けやシミを発生させるだけでなく、弾力成分であるコラーゲンやエラスチンを破壊してしまいます。
紫外線は夏だけでなく常に降り注いでいます。そして冬は乾燥しやすく、気付かないうちに肌がダメージを受けてしまっている状態です。
UVケア商品をしっかり使い、少しでも紫外線ダメージを軽減することが、ほうれい線や頬のたるみ予防法と言えます。
しかし、セルフケアはあくまで「対策」であり、ほうれい線やたるみを「改善」させることは困難です。改善を求める方には、美容外科による治療を推奨いたします。
当院でも複数の治療法をご用意しておりますので、ぜひ一度ご相談にお越しください。
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ほうれい線と顔のたるみの原因とは
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習慣や加齢による3つの要因
1. 筋肉の働き

1つ目は、顔の構造上の問題です。口周りは、口をすぼませる働きのある口輪筋という筋肉に囲まれています。その口輪筋の周囲の笑筋・小頬骨筋・大頬骨筋などが様々な表情を作っていますが、これらは鼻唇溝の皮膚にくっついているため、筋肉の動きとともに折れたり伸ばされたりしています。
まっさらな折り紙を想像してください。折り紙を軽く折っても跡はそれほどつきませんが、軽くても何回も同じところでおると、くっきりと線がつくものです。
皮膚も同様に、絶えず動く口元の一番負担がかかる部分に、ほうれい線ができてしまいます。
2. お肌のたるみ

2つ目の原因は、お肌のたるみによるものです。若い頃のお肌にはハリがありますが、年齢とともに皮膚のコラーゲンが少なくなり、緩んで弾力がなくなることでシワが深くなっていきます。
お肌のたるみ自体は加齢だけでなく、紫外線・ストレス・喫煙・ビタミン不足などが起因します。
3. 脂肪の減少

最後の原因は、頬の脂肪の減少によるものです。加齢とともに減っていき、げっそりとした印象になってしまいます。減少することでたるみもさらに目立ち、ほうれい線も深くなっていきます。
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ほうれい線と顔のたるみ治療
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ここでは、ほうれい線治療と顔のたるみ改善についてご紹介いたします。
改善方法

筋肉の働きや皮膚のたるみ、脂肪の減少が、あらゆるシワの原因になります。したがって、「減った脂肪や繊維を補充する」ことと「皮膚のたるみを改善させる」ことが、ほうれい線治療の要の2本柱となってきます。
補充して溝を埋めるタイプの施術が、「ヒアルロン酸注入」と「プレミアムオートファイバー」です。ほうれい線のくぼみを目立たなくするために、皮下にヒアルロン酸あるいは脂肪を注入します。
ヒアルロン酸注入については以下のリンクから詳細をご覧ください。
ほうれい線へのプレミアムオートファイバー

プレミアムオートファイバーは、ご自身の太ももやお尻などから少量の脂肪と繊維を吸引し、それをシワやくぼみなどに注入する方法です。自分自身の組織を注入するため、アレルギー反応もほとんどありません。また、施術時間も20~30分程度で、ダウンタイムもほとんどない点がメリットです。
切らない2つのフェイスリフト法
溝を埋めるオートファイバーに加えて、皮膚のたるみを改善することで皮膚にハリが出るため、さらにほうれい線は目立ちにくくなります。
頬・顎脂肪吸引

頬を中心とした脂肪吸引のことです。従来と違い、極細のカニューレという管を使って、皮下脂肪の中でも浅い層のものを吸引します。こうすることで皮膚が引き締まり、リフトアップが可能になります。また、頬の脂肪も全体的に減るため、小顔効果も期待できます。
どのような症状でもまずはご相談ください
たるみ治療にはいくつかの方法がありますが、ほうれい線のような大きなシワを改善させるには、頬・顎脂肪吸引、ミニリフト、フェイスリフトがあります。
ほうれい線治療ということであれば、まずオートファイバーが選択肢に上がりますが、頬・顎脂肪吸引を組み合わせることで、より根本的な治療が可能です。
※加齢変化が強い方や重度の皮膚弛緩を伴う方には、切開が必要となるミニリフトやフェイスリフトが適応となることがあります。
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ゴルゴ線の原因・治療法について
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原因

ゴルゴ線はミッドチークラインとも言い、ほうれい線と目の下のクマの線との間にできるくぼんだ線のことです。加齢に伴って組織が退行してしまう、一種の老化現象で生じるものと考えられています。
その原因は、皮下脂肪の減少・皮膚の弾力性の低下・筋肉の痩せという3つに大きく分けられます。
加齢が主なきっかけとなる3つの要因
皮下脂肪の減少

年齢に伴って、頬骨の上や鼻の脇の皮下脂肪は痩せていきます。ほうれい線の上の皮膚が下がってたるむと、眼輪筋の下の縁が表面からわかるようになります。こうして見えてくるのがゴルゴ線です。
皮膚の弾力性の低下

紫外線によるダメージや年齢とともに、真皮のコラーゲンやエラスチンといったタンパク質が減少し、皮膚は次第に弾力を失ってたるんでいきます。下瞼の皮膚がたるむと、目の下のクマやゴルゴ線の原因に。早い人では、20代から自覚される方がいらっしゃいます。
表情筋の痩せ

眼輪筋の下縁と上口唇挙筋や頬骨筋といった筋肉の境目にできます。筋肉が痩せていってしまうと、筋肉同士の隙間が空いてしまいます。その結果、ゴルゴ線が形成されてしまうのです。
筋肉の痩せは、加齢現象の他にも長時間のパソコン作業の習慣など、表情筋を普段からあまり使わないことによっても起こるとされています。
改善策
ゴルゴ線は、20代以降に気付くケースが多いです。ふとした拍子に気付くものですが、出来てしまったら、なかなかお化粧で隠せません。日頃の習慣から「対策」はできますが、「改善」は美容外科による施術でのみ可能なことです。
治療法
当院では、ゴルゴ線に対して脂肪注入(プレミアムオートファイバー)とヒアルロン酸注入で治療をしています。
脂肪注入

太ももやお尻などから脂肪を吸引し、ゴルゴ線の溝に注入します。凹みを下から持ち上げるようにして、溝を埋めていきます。ある程度は体内に吸収されてしまいますが、定着率の向上が見込めるコンデンスリッチファットやピュアグラフトでの治療も可能です。
ヒアルロン酸注入
シワの深さによって、ヒアルロン酸の種類を変えて注射します。深い場合には粒子の大きな製剤を、浅い場合には粒子の小さな製剤を使用します。当院では注入する深さにもこだわっており、できるだけ自然な仕上がりになるよう調整いたします。
施術は数分で終了します。内出血や腫れなどを軽減できるよう、極細の注射針を使用して繊細に注入させていただきます。
メリット
ヒアルロン酸を使用するメリットは、ダウンタイムがほぼないということです。注射のみの施術であるために術後の痛みや腫れ、むくみ、内出血はほとんどなく、すぐにメイクもしていただけます。
作用と持続性

ヒアルロン酸は半年~1年ほどかけてゆっくりと体内へ吸収されていきます。3~6ヵ月に1回くらいの頻度で追加注入すると、改善された状態を長く保つことが可能です。完全に吸収されてからの注入よりは少ない量で改善できますし、持続期間も延長されます。
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豊胸手術別メリット・デメリット
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このページでは2つの豊胸術を比較して、それぞれのメリットやデメリットをご紹介いたします。患者様のご要望に合った施術をお選びいただくために、あらかじめご覧いただければと思います。
ガーデンクリニックがご提供するのは、大きく分けて2つ、「脂肪注入」と「シリコンバッグ(インプラント法)」です。
それぞれの方法にはそれぞれの特徴やメリットがあり、向いている人も異なります。
脂肪注入
※1~1.5カップのボリュームUPが目安です
脂肪注入法

ご自身でサイズダウンしたいと思う箇所から脂肪を吸引し、バストに注入する施術です。ご自身の組織であることからアレルギー症状や副作用の心配がほとんどなく、左右均等でバランスの取れた自然な胸に仕上げられます。
自然なバストアップや触感を求める方、バストの形を整えたい方におすすめです。
ピュアグラフト
ピュアグラフトとはアメリカのCYTORI社によって開発された脂肪生成システムの名称であり、採取した脂肪を特殊なフィルターに通すことで余分な麻酔液や血液、不活化細胞などの不純物を取り除く役割をします。精製操作は密閉状態の中で行われますから、細菌による感染の可能性もほとんどありません。
自然な見た目や触り心地を求める方のみならず、術後のリスクを低減したいとお考えの方におすすめの施術です。
プレミアム豊胸術

「シリンジ式脂肪吸引」と「PRPによる豊胸」を組み合わせた手術です。
この手術の特徴は、アナロビックトランスファーと呼ばれる器具を使用して脂肪細胞を破壊することなくバストへ注入できるという点です。脂肪の定着率を高め、長期的な効果が見込めます。
また、定着率をより高めるために血漿や血小板を同時に注入するPRPも併せて行います。この2つの方法を組み合わせることにより、しこりができるリスクがほとんどなく、自然な触り心地に仕上げます。
コンデンスリッチ
この施術の魅力は、およそ80%が残ると言われる脂肪の定着率です。その定着率には、良質な脂肪を作り出すプロセスが関係しています。
吸引した脂肪を外気に触れさせないまま遠心分離器にかけ、死活細胞や老化細胞などの不純物を除去します。このコンデンス(濃縮)技術によって健全な脂肪細胞のみがバストに注入され、しこり・石灰化等のリスクの回避、定着率の向上が見込めます。浸透していくと、周囲の組織が活性化し、ふっくらとした自然なバストに仕上がります。
メリット
脂肪注入のメリットは、下記の通りです。
- ・触り心地や仕上がりが自然
- ・気になる箇所をサイズダウンできる
- ・長期的に生着しやすい
- ・アレルギーや副作用の心配がほとんどない
一つ一つ詳しく説明していきます。
・触り心地や仕上がりが自然
脂肪注入による豊胸は、異物ではなくご自身の脂肪細胞を注入するため、非常に仕上がりが自然です。
身体の動きに沿って流れますし、硬さのない自然な揺れ方をします。
更に、気になる傷跡に関しても、カニューレという細い管を入れるための数ミリの跡が残るのみです。
・気になる箇所をサイズダウンできる
脂肪注入は、まずバストに注入する脂肪を吸引する必要があります。
このため、太ももやヒップなどといった気になるパーツもサイズダウン可能で、まさに“一石二鳥”の施術といえます。
脂肪吸引は脂肪細胞を物理的に除去する方法のため、リバウンドの心配はほぼありません。
・長期的に生着しやすい
注入した脂肪は血管と連結し体内に生着するため、長期的な効果を得やすいと言えます。
シリコンバッグのように破損や経年劣化の心配もなく、メンテナンスもほぼ不要です。
身体への負担を考えた際に、最も軽い点は非常に魅力的です。
・アレルギーや副作用の心配がほとんどない
ご自身のお身体から吸引した脂肪を注入しているため、アレルギーや副作用の心配がほとんどありません。
体内に異物を入れることに抵抗がある方にも非常におすすめだと言えるでしょう。
他の施術と比べてのデメリット
非常に魅力的なメリットが多い脂肪注入豊胸ですが、デメリットはどんなものがあるのか見ていきましょう。
- ・大幅なサイズアップが難しい
- ・脂肪吸引によるダウンタイムがある
- ・費用が高額になる
- ・しこりの心配がある
などがあります。
では、一つ一つ詳しく説明していきます。1.大幅なサイズアップが難しい
痩せ型で大幅なバストアップを希望される方の場合、採れる脂肪の量があまり多くないためデメリットとなるかもしれません。
体内に定着する脂肪の量には限界があり、一度に多量の脂肪を注入すると、定着できなかった脂肪がしこりや石灰化の原因となることがあります。
2.脂肪吸引によるダウンタイムがある
脂肪注入豊胸は、豊胸だけでなく、吸引箇所のダウンタイムも発生します。
脂肪吸引のダウンタイムは大変そう…という漠然としたイメージをもっている方にとっては不安要素になり得るでしょう。
ガーデンクリニックの脂肪吸引「シリンジ法」であれば、ダウンタイムを最小限にできます。
シリンジ法は、機械で吸引する施術ではなく、医師が手作業で数㏄ずつ脂肪を取り除くため、術後の痛みや腫れ・内出血を抑えることができます。
実際の患者様で、手術翌日から問題なく仕事ができたという方もいらっしゃるほど、ダウンタイムを緩和できるのです。
3.費用が高額になる
脂肪注入で豊胸手術を行う場合、ほかの場所からの脂肪吸引とバストへの脂肪注入、2つの処置が必要です。
そのため、ほかの豊胸手術と比較して高額になるケースがあり、躊躇してしまうことはあるかと思います。
しかし、患者様にとってバストは一生ものです。理想の状態で長く過ごすためや、安全性を確保して手術を行うためには、最先端の医療機器や優れた手技の獲得などが不可欠です。このように、費用よりも優先すべきことがあるということは忘れないようにしましょう。
4.しこりの心配がある
脂肪注入を行う際、不純物や壊死した脂肪細胞がバストに残るケースがあります。こうして注入された異物はバストのなかで固まり、しこりになる可能性がゼロではありません。
ガーデンクリニックでは、しこりの心配を少しでもなくせるように、しこり対策を徹底しています。たとえば、採取した脂肪をさまざまな層に分散させて不純物を除去し、しこりになりにくい脂肪を注入しています。また、当院では、一生涯の検診を設けており、定期的に状態を診させていただくことで、違和感などを早期に発見することができます。これらの対策により、しこりになりにくい豊胸術を提供しています。
シリコンバッグ(インプラント法)
※2~3カップのボリュームUPが目安です

シリコンバッグ(インプラント法)による豊胸は、メリハリのあるグラマーなバストをご希望の方におすすめの施術です。カウンセリングの際には、実際に手で感触や大きさ(50~300㏄)などをご確認いただき、患者様とともにバッグ選びを行いますから、より自然なバストの仕上がりが期待できます。
シリコンバッグ
当院で使用しているシリコンバッグは「モティバ」「セレフォーム」というバッグです。形や表面の性状など様々ですので、患者様それぞれのご希望に合ったバッグの選択ができます。
モティバ

“モティバ”は、マシュマロのような柔らかさで、自然な見た目や触り心地に仕上げられるバッグです。
モティバの特徴は「ジェルが100%充填されていること」や「表面のシルク加工によってカプセル拘縮などの副作用を軽減できること」、「6層構造で衝撃に強いこと」が挙げられます。
ジェルが満タンに充填されていることで体内に入った時にバッグへシワが付いたり、型崩れが起きたりする心配がほとんどありませんし、シルク加工の滑らかな表面はバッグ挿入時の抵抗を抑え、バッグを挿入するための切開幅もわずかです。
さらに、特殊な6層構造は強く握ったり絞ったりしても滅多に破れることはありません。万が一破れてしまった時でも、6層構造のうちの1つの層“ブルーシール”と呼ばれる独自の層がジェルの漏れをしっかりと防ぎます。
モティバは身体の動きに柔軟で、見た目にも自然に仕上がります。
セレフォーム

”セレフォーム”は耐久性が高い16層構造で安全性の高いシリコンバッグです。
表面がザラザラしたマイクロテクスチャータイプで、拘縮が起きにくいテクスチャーとなっています。
パッチ部は直接溶接されているので、接着剤による接着はありません。そのためジェルからの水分浸出やジェルそのものが漏れる心配が軽減されました。
シリコンバッグのメリット
シリコンバッグのメリットは下記の通りです。
- ・際限なくサイズアップ可能
- ・非常に美しい形に仕上がる
- ・効果が半永久的
一つ一つ詳しく説明していきます。
・大幅なサイズアップ可能
シリコンバッグは1回の施術で大幅なサイズアップが可能です。
脂肪注入豊胸は1~1.5カップのサイズアップが限界ですが、シリコンバッグの場合は2~3カップもサイズアップできます。
また、脂肪注入の場合は生着率があるため生着できなかった分は僅かにサイズダウンしてしまいますが、シリコンバッグの場合は確実なサイズアップが可能です。
・非常に美しい形に仕上がる
シリコンバッグの形や大きさは非常に様々で、あなたの理想の形にすることができます。
・効果が半永久的
シリコンバッグには特に寿命がなく、特別な理由がない限り取り除く必要はありません。
つまり、メンテナンスさえ怠らず行っていれば、効果は半永久的だといえます。
他の施術と比べてのデメリット
- ・カプセル拘縮になってしまうリスクがある
- ・バッグの破損
非常に大胆に美しい形へと変えることができるシリコンバッグ豊胸ですが、どのようなデメリットがあるでしょうか。
それは下記の通りです。
カプセル拘縮になってしまうリスクがある

体内に異物が侵入してきた際の反応として、バッグの周りに被膜が作られ、硬く締め付けられることがあります。この症状を「カプセル拘縮」といいます。
カプセル拘縮にはマッサージや定期検診などの対策方法があり、ガーデンクリニックでは医師・看護師によるマッサージや、バッグを柔らかく保つ内服薬の処方などのアフターケアを行っています。
バッグの破損

シリコンバッグで豊胸をされた方は、外傷や事故に気をつける必要があります。バストに過度な衝撃が加わると、胸の中で破損してしまう場合があるからです。特に内部が液体性のバッグを選ばれると、内容物が体内に流れ出してしまう恐れもあります。
あらかじめバッグについて調べ、破損しても内容物が体内に流出しにくいものや、破損しても抜去がしやすいものを使用しているクリニックを選んでおくといいかもしれません。
肪注入豊胸で後悔しないためのポイントと対策
豊胸による後悔事例はゼロではありません。ですが当然、手術を受けて満足している方も大勢いらっしゃいます。
大切なのは、後悔しないポイントを知っておくことです。事前対策を綿密に行い、トータル満足度の高い治療を受けられるようにしておきましょう。
こちらが重要な対策項目です。
- ・信頼できるクリニックを選ぶ
- ・豊胸前にしっかりと相談する
- ・費用で妥協しない
以上のポイントを抑えることで、「豊胸してよかった!」と心から満足できる脂肪注入豊胸を受けられます。
1.信頼できるクリニックを選ぶ
脂肪注入豊胸に限らず、美容医療と美容整形の満足度は美容外科・クリニックの技術とサポート体制で大きく変わります。
医院選びの際には、ホームページを確認し、これから受けるメニューについての情報を得ておきましょう。悩みに対する医療機関側の見解、実績、使用する機器や特徴、安全性への配慮などが詳細に書かれています。反対に、ホームページに十分な情報が書かれていない医療機関は、選ばないほうが良いでしょう。
ガーデンクリニックでは、20年以上の実績や豊富な症例数に加えて、一生涯の無料検診やインディバマッサージなど手厚いアフターサービスを設けています。皆様の信頼に応えられるような技術力・安心を提供していますので、ぜひこちらと併せて当院のホームページも見てみて下さい。
2.豊胸前にしっかりと相談する
美容医療や美容整形を受ける前には、基本的にカウンセリングが行われます。医師や看護師、専門のスタッフが、現在の悩みや適切なプラン、希望、受けた後の注意事項やリスクについて説明します。わからないことはどんなに些細な内容でも質問し、疑問や不安を解消しましょう。お問い合わせフォームで相談を受け付けている医療機関もありますので、積極的に活用しましょう。
反対に、十分な説明をしない、おすすめのプランやメニューを強引に営業するような場所はおすすめできません。お金と勇気をかけて臨む豊胸だからこそ、治療・施術以外のポイントにも気を付けるべきです。
3.費用で妥協しない
安さを売りに豊胸手術を提供する医療機関も少なくありませんが、医師の技術力やサポート体制、アフターフォローに問題が見られるケースが多いです。結果、希望通りの仕上がりにならないだけでなく、不自然な見た目やダウンタイムに悩む方が後を絶ちません。
「できるだけ金銭的な負担をかけずにバストアップしたい」という本音は理解できますが、仕上がりや安全性を考えると、多少費用がかかっても技術やサポート体制に定評がある場所を選ぶのが理想です。
後悔しない豊胸は、ガーデンクリニックにご相談ください
ガーデンクリニックでは、持続性・デザイン性に優れた仕上りはもちろん、安全性においても厳しい基準を設け、圧倒的な満足度を誇る豊胸をご提供します。
また、事前のご相談やアフターフォローにも力を入れ、皆様の不安を軽減できるようにも努めています。
身体に美しく体に優しいバストアップが期待できる豊胸を希望される方は、ぜひガーデンクリニックにお問い合わせください。
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豊胸手術後のレントゲン撮影について
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豊胸手術をしてもレントゲン撮影は可能です。しかし、施術の種類によって写るものと写らないものがあります。このページでは、その違いや理由をご説明します。
レントゲン撮影の仕組み
そもそもレントゲン撮影とは、放射線の一種であるX線の透過性を利用し、身体の内部構造を観察する検査のことをいいます。X線が透過した箇所(皮膚や脂肪、内蔵や筋肉組織など)が灰色〜黒く、透過しない箇所(骨や固い組織など)が白く写り、レントゲン写真になるという仕組みです。基本的に異物はX線で透過できないため白く写ります。
シリコンバッグは写るのか

シリコンバッグは体内組織ではないため、レントゲンに写ります。固い異物ほどはっきりとは写らないものの、半透明の白い影のような形で胸元に写ります。
また、撮影前の時点で豊胸がわかる可能性もあります。バッグは脂肪のように広がらず、板に胸を押し当てる工程でぴったりと胸が付かないため、レントゲン技師によっては気がつく方もいるかもしれません。
レントゲンに写りにくいバッグの効果
レントゲンに写りにくい成分で作られたバッグも開発されていますが、これは「完全に写らなくなる」というわけではありません。内容物を水に近い成分にしても、外側のシリコン被膜が薄く写ってしまうことは充分に考えられます。
脂肪やヒアルロン酸は写るのか
元々身体の一部である脂肪を用いている脂肪注入豊胸は、レントゲンに写りません。ヒアルロン酸の場合も同様です。
しかし、しこりや石灰化が発生している場合、影のように写り込んでしまうことがあります。特に石灰化は、血液中に含まれるカルシウム成分が沈着した固い塊のため、性質上どうしても見えやすいです。
かつてはしこりが腫瘍などと誤診される可能性もありましたが、近年は検査の精度も上がっているため、誤診も少なくなっています。
石灰化リスクを低減させる脂肪注入
不純物を取り除いた脂肪を注入すれば、しこりの発生や脂肪の石灰化のリスクを低減させることが可能です。
当院の脂肪注入では、少量ずつ丁寧に脂肪を注入して、こうしたトラブルを低減させています。コンデンスリッチ、ピュアグラフト豊胸などの、不純物を取り除いた脂肪を注入する方法ですと、より石灰化しにくくなります。
豊胸していても検査は可能

検査は受けられますが、事前に担当医やレントゲン技師に豊胸していることを伝えておく方が、診察がスムーズに進められ、不自然な雰囲気になりません。むしろ、そこで豊胸由来のしこりに早く気付くことができれば、美しいバストを長く保つことにも繋がります。
万が一の誤診や二次検査などを防ぐため、レントゲン検査の前にはしっかりと自己申告することをおすすめいたします。
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豊胸手術後の経過と注意事項
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このページでは豊胸手術後の経過をまとめ、痛みや腫れが治るまでの大まかな日数もご説明しています。術後のスケジュールの目安などにもご活用ください。
シリコンバッグ
手術当日
患部の状態

手術直後は、患部に血や水分が溜まらないようにするための、ドレーンという管が入った状態になっています
重い荷物を持ったり腕を大きく上げたりする動きは、患部の負担になるため極力お控えください。痛みの程度は乳腺下法か大胸筋下法かによってやや異なり、乳腺下法の方が痛みは少なく回復も早くなる傾向にあります。
圧迫
包帯をしっかりと巻かれた状態です。当日は包帯を外さないでください。胸を必要以上に圧迫してしまわないよう、寝る時はなるべく仰向けになりましょう。
お風呂
入浴・シャワーともにお控えください。
お薬
処方した抗生物質を必ずお飲みください。必要に応じて痛み止めも服用してください。
手術翌日
患部の状態

強い筋肉痛のような痛みがありますが、処方した痛み止めを服用すれば治まる程度です。ご心配があるようでしたら、手術翌日と翌々日はお休みを取るといいかもしれません。
青や紫がかった内出血が出たり、胸全体に腫れが出たりすることもありますが、日数とともに徐々に引いていきます。
検診
ドレーン抜去のためにご来院いただきます。
圧迫
管の抜去後、再び包帯を巻いて圧迫します。
お風呂
下半身のシャワーのみ可能になります。
術後3日目
患部の状態
痛みは前日よりも落ち着き、1週間後にかけて徐々に落ち着いていきます。
まだ腫れが見られますが、炎症のように熱を持った腫れでなければ、治癒経過として自然な腫れです。発熱や強い赤みが見られる場合は、クリニックへご相談ください。
検診
包帯を外しますのでご来院ください。
圧迫
包帯での圧迫は終わりますが、専用の下着を着用していただきます。
お風呂
シャワー浴は可能ですが、傷口を擦ることのないようお気をつけください。抜糸するまでの間の入浴はお避けください。
お薬

感染症や化膿を防ぐために、シャワー後は処方した消毒薬を必ず1週間継続して傷口に塗ってください。
下着
ワイヤー入りのブラジャーの着用は、半年間避けてください。ノンワイヤーブラジャーやカップ付きキャミソールなどの使用がおすすめです。
術後1週間
患部の状態
痛みをほとんど感じない程度になり、私生活にも支障をきたしません。腫れとともに、皮膚が伸びて張るような感覚もありますが、2週間〜1ヵ月後頃になると落ち着いていきます。
内出血は黄色っぽく変色し、少しずつ薄くなっていきます。
検診

抜糸を行うのでご来院ください。抜糸後から1ヵ月後頃までは、インディバ(高周波温熱療法)によるアフターケアを行いますので、週に1〜2回ほどご来院いただくのが望ましいです。
マッサージ

2〜3ヵ月頃まではご自宅でマッサージを行っていただきます。カプセル拘縮などのトラブルを防ぎ、より自然で柔らかい触り心地のバストにするためにも、必ず1日数回のマッサージを行いましょう。初めの頃は揉むと痛みがあるかもしれませんが、バッグの位置が安定してくれば軽減されていきます。
長時間マッサージするよりも、短くても2,3時間ごとにこまめに行われることをおすすめします。
お風呂
入浴が可能になります。
お薬
処方されたお薬は飲みきり次第終了です。
術後1ヵ月頃
患部の状態
マッサージをしてもほとんど痛みを感じない程度になってきます。この時期になっても腫れや痛みが強く出るようでしたら、すぐにクリニックへご相談ください。
傷跡はまだ消えきっていませんが、ここから数ヵ月〜1年後にかけて肌に馴染み、目立たなくなっていきます。
検診
経過の確認をした後、術前と比較をするお写真をお撮りします(水着着用)。これ以降も状態を確認するための定期検診を行います。もちろん定期検診以外でも、患部に違和感やご不明点があればいつでもご相談ください。
マッサージ
術後3ヵ月程度までマッサージを継続してください。
圧迫
圧迫固定を外せるようになりますが、3ヵ月目までは度々固定を着けるとよいです。休日や寝ている間など、可能な範囲で継続することをおすすめします。
脂肪注入
脂肪注入による豊胸の場合、バストだけではなく脂肪を吸引した箇所の検診も併せて行います。脂肪吸引の術後経過については下記の部位ごとの経過のページをご参照ください。
手術当日
患部の状態
多少痛みは出ますが、シリコンバッグ豊胸に比べると軽く、3日程度で引いていきます。手術直後は皮下に残った麻酔液の影響もあり、バストが張るような感覚があるでしょう。この張りの影響でバスト自体が大きく見えますが、脂肪が生着するにしたがって、徐々にご要望のサイズになっていきます。
圧迫
まだ包帯を巻かれた状態ですが、当日は包帯を外さないでください。胸を必要以上に圧迫してしまわないよう、寝る時はなるべく仰向けになりましょう。
お風呂
この日は入浴・シャワーをお控えください。
お薬
処方した抗生物質を忘れずに服用してください。必要に応じて痛み止めもお飲みください。
手術翌日
患部の状態
患部や注入口の周辺に内出血が出ることもありますが、10日ほどで消失していきます。注入口の傷はまだ塞がりきっていませんので、化膿を防ぐためにもあまり触れないようにしてください。
検診
状態確認のためご来院いただくか、お電話でご連絡ください。
圧迫

包帯を外し、脂肪吸引の箇所は圧迫固定に切り替えます。常時専用の下着で圧迫する必要がありますので、ゆったりとした服装が過ごしやすいでしょう。
バスト部分を固定する必要はありません。ワイヤー入りの下着は避け、当面はなるべく仰向けで寝てください。
お風呂
シャワー浴のみ可能です。
お薬
シャワー後、傷口に処方した消毒薬を塗布してください。感染症や化膿などを防ぐため、必ず1週間継続してください。
術後1週間
患部の状態
手術直後に比べ、胸の張りは落ち着きます。内出血も黄色っぽく変色し、ここから徐々に薄くなります。もしも強い痛みを感じるようなことがあれば、直ちにクリニックへご相談ください。
検診
抜糸を行いますのでご来院ください。
お風呂
入浴が可能になります。
お薬
処方されたお薬は飲みきり次第終了です。
術後1ヵ月頃
患部の状態
この時期になっても腫れや痛みが強く出るようでしたら、しこり等の影響の可能性があります。なるべくお早めにご相談ください。
傷跡は消えきっていませんが、ここから数ヵ月後〜1年後にかけて肌に馴染み、目立たなくなっていきます。
検診
経過の確認をした後、術前と比較をするお写真をお撮りします(水着着用)。これ以降も状態をご確認する定期検診を行います。もちろん定期検診以外でも、患部に違和感やご不明点があればいつでもご連絡ください。
圧迫
脂肪を吸引した箇所の圧迫固定を外せるようになります。
お風呂
脂肪を吸引した箇所の内出血もほとんど消失している頃です。
下着
なるべくバストを強く締め付けないよう、ノンワイヤーブラジャーなどをご使用ください。術後1〜3ヵ月は胸のサイズが若干変化することがあるため、新しいサイズの下着を購入するのはバストが安定する3ヵ月後以降をおすすめします。
数ヵ月後に違和感があったら…

施術から数ヵ月~1年ほど経った頃に、しこりが出来てしまう場合があります。このしこりは、注入した脂肪の一部が上手く生着しなかった場合に、吸収しきれなかった壊死脂肪が体内に残ってしまうことで発生します。
術後しばらく経ってから触り心地に違和感があれば、なるべくお早めにご相談ください。
術後のしこりについての詳しいご説明は、以下のページをご参照ください。 -
豊胸手術後の仕事復帰や運動再開時期
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このページでは、各豊胸術のお仕事復帰までの目安や、おすすめする運動再開時期についてご説明しています。手術日のスケジュール立ての際や、術後のダウンタイム期間中にご参照ください。
シリコンバッグ
仕事復帰時期
あまり身体を動かさない業務

シリコンバッグ豊胸の痛みのピークは術後3日目(翌々日)で、1週間ほどかけて落ち着いていきます。乳腺の下にバッグを入れる「乳腺下法」の場合、デスクワークや学校生活などでしたら、手術の翌日から復帰できる方もいらっしゃいます。
しかし、胸筋の下にバッグを入れる「大胸筋下法」は乳腺下法よりも痛みが出やすいので、3日ほどは安静に過ごされることをおすすめしています。
多少身体を動かす業務

よく動き回る接客業などでしたら、包帯が外れる術後3日目以降の復帰が目安でしょう。体調や腫れの具合を見て無理せずご判断ください。
制服や衣装などの着用が必要となるお仕事ですと、衣服の形状によっては圧迫固定が見えてしまう可能性があります。圧迫固定が必要な1ヵ月間は、お召し物にお気をつけください。
力を使う場面や動きの多い業務

抜糸をする術後7日目までは傷口がデリケートなため、荷降ろしなどの大きな動作が必要とされるお仕事は、抜糸後に復帰することをおすすめします。やむを得ない場合、あまり重い荷物を持ったり腕を動かしすぎたりしないよう心掛けてください。
また、圧迫固定が必要な1ヵ月間は、動きに多少の制限が出ることをご了承ください。
運動再開時期
術後しばらくは胸を揺らしすぎないように
急激に血行が良くなると、傷口や腫れに影響を与えることがあります。抜糸を終えた術後1週間頃から、安定してくる3週間頃ほどはスローな動きから再開するようにしてください。
胸筋を使ったり胸が揺れたりする激しい運動は、最低でも2週間は控えましょう。強く胸を揺らすと痛みの原因となります。軽くジャンプして違和感がなくなった頃からの再開をおすすめします。
単に圧迫固定による動きにくさもありますので、固定の外れる術後1ヵ月頃になると運動しやすくなります。
脂肪注入
仕事復帰時期
あまり身体を動かさない業務
デスクワークや学校生活でしたら、手術翌日から復帰される方もいらっしゃいます。バスト自体にさほど強い痛みは出ず、脂肪を吸引した箇所も痛み止めを飲めば治まる程度です。
ただし、お尻の脂肪を吸引した方が椅子にずっと座っていると、足の付け根周辺に違和感があるかもしれません。
なお、1ヵ月間は圧迫固定が必要ですので、制服や服装規定がある環境の場合、服に隠れる箇所からの脂肪吸引をおすすめします。
多少身体を動かす業務
脂肪を吸引した箇所によってお仕事のしやすさも異なります。
下半身の脂肪を採取した場合、術直後は歩く速度もやや遅くなってしまうため、よく動くお仕事は3日後頃まで様子を見てご判断ください。二の腕の場合も、しばらくは重い物を持つと痛みが出るかもしれません。
制服や衣装などの着用が必要となるお仕事ですと、衣類によっては圧迫固定や内出血が見えてしまう可能性があります。圧迫固定が必要な術後1ヵ月間は、お召し物にお気をつけください。
力を使う場面や動きの多い業務
抜糸をする術後7日目までは、激しい運動や大きな動作はなるべくお控えください。
動きやすさや力の入れやすさは脂肪を吸引した箇所にもよりますが、二の腕やお腹ですと、重い物を持ち上げる際に違和感があるかもしれません。無理をしない程度にお過ごしください。
また、脚や腕を圧迫固定していると、思うように身体を動かせない可能性があります。ご心配な方はカウンセリングの際にご相談ください。
運動再開時期
抜糸後はウォーキングなどの穏やかな運動を
手術当日や翌日の早い時間は、まだ傷口が完全に塞がりきっていないため、激しい動きや血行が促進される行動はお控えください。
ただし、術後1週間以降でしたら適度に血行を促進しましょう。ヨガやウォーキングなどの穏やかな運動を心掛けていただくと、吸引箇所のつっぱり感やバストの張りの早期回復に繋がります。
ランニングや球技などの激しいスポーツは、なるべく2週間以上は控えるようにしましょう。
部位ごとの脂肪吸引の経過も併せてご参照ください。
ヒアルロン酸注入
仕事復帰時期
お仕事や日常生活にほとんど影響しない

ヒアルロン酸注入のメリットは、生活に支障をきたしにくいということです。術後すぐのバストには張りや固さを感じ、突っ張っているような多少の違和感はありますが、どのようなお仕事でも、施術翌日から復帰していただけます。
運動再開時期
施術当日から運動できる
特に運動の制限が必要ありません。
とはいえ施術当日や翌日ですと、急激な血行の上昇で腫れや内出血が強まる可能性もありますので、穏やかな運動から再開する方が望ましいでしょう。
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豊胸手術後の腫れの原因と対策
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このページでは、主要な腫れの原因を豊胸術別にまとめています。
胸が腫れてしまった時に適切な対応ができるよう、万が一の際の備えとしてご一読ください。
シリコンバッグ挿入法
術後の炎症反応

バッグ豊胸を受けて出現しやすい腫れがこのタイプですが、1週間ほどで治まります。体内にバッグを挿入した後の経過として、胸全体や傷跡周辺が腫れるような感覚があります。
その間はバストサイズが大きすぎるように感じたり、左右差が出たりすることもありますが、徐々に想定の大きさになっていきます。
腫れが引くまでには個人差がありますが、1〜2週間で落ち着くことがほとんどです。その期間よりも長引いていると感じましたら、クリニックまでご相談ください。
対策方法
腫れをしっかりと抑えるためには、圧迫固定の継続が第一です。圧迫はバッグ位置のキープや内出血軽減のためにも必要ですので、必ず行ってください。
また、術後の喫煙や飲酒は傷跡の回復を左右するため、1~2ヵ月程度お控えください。
血液の溜まり(血腫)
バッグの周辺が出血し、血液が大量に溜まって腫れる「血腫」という症状があります。血液の影響で紫色がかった内出血が出たり、場合によっては痛みや熱を伴ったりすることもあり、放置すると「カプセル拘縮」を引き起こすリスクが高まってしまいます。
血腫は自然に治まるものではありません。長引くようであれば、すぐにお問い合わせください。
対策・治療方法

血腫が起こらないようにするためには、正しく圧迫を行う必要があります。包帯圧迫は3日間継続していただき、その後は専用の圧迫下着で1ヵ月間の圧迫固定を継続します。カウンセリング時には術後のマッサージのやり方についてご説明をし、ご自宅で流れを再確認できる資料もお渡ししています。
さらにガーデンクリニックでは、必要に応じてインディバ(高周波温熱療法)を使ったアフターケアを行い、血腫やカプセル拘縮を防止しています。
血腫が起こってしまったという場合は、なるべく早く診察と治療を受けることが重要です。
感染症・化膿
赤みや熱感が続いている場合や、一度引いた腫れがまた強く出てきた場合は、感染症の疑いもあります。上記の血腫を放置したり、傷口から雑菌が入ったりしてしまうと、こうした感染を引き起こしかねません。また、傷口が化膿すると跡が残りやすくもなってしまいます。
感染症の対策・治療方法
衛生面の整った環境で手術をすることが第一ですが、仮に術中は無菌状態でも、治りかけの傷口に細菌が付いて化膿に繋がることなどもあります。術後には傷口を消毒する塗り薬を処方しますので、抜糸までの7日間は継続して消毒を行ってください。また、傷口には触りすぎないようにし、常に清潔を心掛けましょう。
感染症になってしまった場合、抗生物質等の服用による治療や、一度バッグを抜去するなどの処置が行われます。放置していると胸元から全身へ菌が広がってしまうため、疑いがあればすぐにご来院ください。
脂肪注入法
脂肪壊死

バストに注入した脂肪の一部がうまく生着をしなかった場合に、脂肪壊死を引き起こすことがあります。通常、壊死した脂肪細胞は吸収されるのですが、稀に被膜というものに囲まれてしまいます。この被膜に包まれた細胞が大きくなると、炎症や痛みの原因となります。
これを放置すると石灰化という状態に進行し、レントゲンに写るほどの硬いしこりになります。詳しくはこちらのページをご参照ください。
対策・治療方法
当院では定期検診を実施し、患者様のバストを美しく保つためのアフターケアを徹底しており、生着の状態や経過を随時確認しています。
なお、注入する脂肪に不純物が混合していると、脂肪壊死のリスクが高まることが報告されています。当院でご案内している「コンデンスリッチ豊胸」や「ピュアグラフト豊胸」といった、精製した脂肪を注入する施術ならば、脂肪壊死やしこりのリスクを低減させることができます。
壊死した細胞やしこりができてしまっても、吸引や切開といった方法により除去できます。除去せずにいると触り心地に影響を与えるので、放置せずに治療を行いましょう。
感染症・化膿
移植した脂肪は、細菌に弱くデリケートです。なおかつ激しい痛みや発熱を感じるようでしたら、感染症を引き起こしている可能性があります。傷口から雑菌が入ったという原因なども考えられますが、上記の脂肪壊死が起こっている場合も感染症にかかりやすくなります。
対策・治療方法
予防として、脂肪を無菌状態のまま注入できる「コンデンスリッチ豊胸」「ピュアグラフト豊胸」により、脂肪細胞の劣化や細菌の混入を防ぐことができます。
また、傷口への細菌付着を防止するために、術後には傷口を消毒する塗り薬を処方します。抜糸までの7日間は継続して消毒を行ってください。
感染症になってしまった場合は、抗生物質等の服用による治療が主となりますが、脂肪壊死なども見られればそちらも併せて治療していきます。
ヒアルロン酸注入法
施術箇所の治癒
腫れや痛みが起こりくいため、注射をした周辺に約3日の赤みと腫れが出る程度です。
また、注射跡の周辺が痒くなったり、稀に内出血のような青紫色になったりすることもありますが、これは針が細かな血管に当たって傷付いたような状態であり、1週間もすれば自然と目立ちにくくなっていきます。
対策方法

技術の低い医師が注射を行うと、皮膚の内部が針で傷つき、腫れが出やすくなる可能性があります。実際にカウンセリングに出向いていただき、信頼のできるクリニックで手術をすることをおすすめします。
感染症・化膿
1週間を超えても腫れが消えなかったり、発熱や痛みを伴ったりする場合は、感染症の疑いがあります。あまりにも長引いているようでしたら、お早めにクリニックへご相談ください。
対策・治療方法
他の施術方法と同様、治りかけていた注射の跡に細菌が付き、そこから化膿に繋がることもあります。施術箇所は清潔にするよう心掛けてください。
長引く場合の放置は危険

手術から数週間から数年が経っているにもかかわらず、突如胸が腫れだした・熱や赤みといった違和感があるという場合は、内部で何らかの炎症が起こっている可能性は高いです。
また、何年も前に行った手術でも、何らかの原因により数年後に炎症が起こることもあります。
自己判断で放置するのは危険ですので、必ず医師へご相談ください。
他院修正も承ります

過去に手術をした胸が突然腫れてしまっても、閉院や転居、医師への不信感などといった事情で、手術を行ったクリニックへ相談できない方もいらっしゃるでしょう。
ガーデンクリニックでは、他院修正も承っております。他院で挿入したシリコンバッグの抜去や、脂肪注入の違和感を修正したい方はもちろん、施術をやり直したい方からのご相談もお受けしますので、遠慮なくお問い合わせください。
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脂肪吸引による体重や体脂肪率の変化
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当院がご用意している痩身術には、大きく分けて2つの種類があります。「切らない痩身治療」と「脂肪吸引」です。
恐らくご想像の通りの違いで、施術の際にメスを入れるか入れないかで分けられます。この違い
で効果に差があるのか、比較してご紹介いたします。比較
切らない痩身治療 脂肪吸引 方法 リジェンスリムや、リポセル、タイトスカルプティングなどを使用 皮膚をほんの5㎜ほど切開し、そこへ細いカニューレという吸引管を挿入。吸引する外科的手術 効果 - 部分痩せができる
- 徐々に効果が見え始める
- 1度に除去できる量は多くない
- 部分痩せができる
- 広範囲にアプローチが可能
- 1度の施術で効果が見込める
術後 - 痛みや腫れが軽減される
- 傷跡がさほど残らない
- ダウンタイムがほとんどない
- 吸引後に増殖するコラーゲンによって皮膚の引き締め効果が期待できる
- 患部の圧迫固定が必要
- デスクワークなどは翌日からOK
適応箇所 - 全身(タイトスカルプティング)
- 顔を除く四肢体幹(脂肪溶解注射リジェンスリム、リポセル)
- 顔(脂肪溶解注射BNLS)
- 全身
施術イメージ 

どのような人にどのような施術が向いているのか
手術が怖いという方には切らない痩身治療が向いているでしょう。
また、まとまったお休みを取れない方、徐々に痩せていきたい方などにもおすすめです。
対して、1度の施術で効果を得たいという方、気になる箇所が広範囲に及ぶ方などはおすすめいたします。
術後少しの傷跡が出来るものの、時間の経過とともに皮膚に馴染んでいきますし、手術中の痛みは局所麻酔、あるいは静脈麻酔によってほとんど感じません。
ダウンタイムを軽減できるシリンジ法での手術のため、早期的な日常生活への復帰が見込めます。
また、次項で詳しく説明いたしますが、これらの施術では体重にほとんど変化はありません。
“痩せる”ということを体重や体脂肪率の減少だと考えている方には、医師やパーソナルトレーナーとともに取り組める「マグマトリートメント」や「ダイエットピル」がおすすめです。
これらの施術で減るのはサイズだけ

脂肪細胞は、水にも浮くほど軽い組織です。
当然、太ももやお腹のみの手術をした場合と全身の手術をした場合では、全身の方が体重は減ります。
けれども、見違えるような身体の軽さを実感できるほど取ることは、ダウンタイムの長引きや後遺症の原因になる可能性があります。
よって、体重を減らしたいとお考えの方でしたらカロリー摂取量を見直し、適度な運動を心がけるダイエットをされた方が、効率的な“痩せ”を目指せるでしょう。
さほどの変化はない
手術で除去できるのは皮下脂肪です。
それに対し、体脂肪率はおおよそ内臓脂肪に左右されているので、術後の変化はほとんどありません。
もちろん、全く変化がないわけではありませんが、代謝を上げて運動をした方がより低下が見込めます。
この施術はリバウンド“しにくい”痩身法です。
しかしながら、残りが膨張しないとは限りませんし、除去できないものが増えないわけでもありません。
太りやすい生活を術後も続けていたり、手術を機に食べたいものだけ食べていたりしては当然リバウンドします。
“痩せる”ということを体重や体脂肪率の減少だと考えている方には、医師やパーソナルトレーナーとともに取り組める「マグマトリートメント」や「ダイエットピル」がおすすめです。
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お尻の脂肪吸引のダウンタイムと経過
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このページでは、お尻の脂肪吸引におけるダウンタイムから完成までの経過を説明いたします。お仕事に復帰するタイミングや、いつ頃から固定を外せるのかなど、術後のスケジュール感を掴む目安としてご活用ください。
メリット・デメリット

お尻への脂肪吸引のメリットは、部分痩せしにくいお尻がサイズダウンできるということです。ダウンタイム中も内出血や圧迫が外から見えず、むくみも目立ちにくいため、チャレンジしやすい部位といえます。
一方のデメリットとしては、脂肪の取りすぎでお尻が垂れて見えるようになるケースがあることでしょう。こうした失敗は見た目の問題だけでなく、皮膚と筋肉が癒着を起こして引きつれが生じるなど、ダウンタイムや術後の身体機能にも支障をきたしてしまいます。「根こそぎ取り除く」と謳う施術では、女性らしいヒップラインやハリのある肌質が失われかねません。ですので、クリニック選びには注意が必要になります。
そのようなことのないように、ガーデンクリニックでは「シリンジ法」という技術を用いた丁寧な吸引で、取りすぎを防ぎます。無理に吸引することがないため仕上がりが美しく、ダウンタイムのむくみや痛みの低減が可能です。
ダウンタイムが終わるまでの期間
大まかな術後の経過は、以下の通りになります。
痛みがある期間

筋肉痛に似た症状や違和感が1週間ほど続きます。手術当日が最も痛みを感じやすくなりますが、痛み止めを飲めば治まる程度です。
その後徐々に緩和されていきますので、処方された痛み止めは3日目以降使わなくなる方がほとんどです。椅子に座る際、とくにトイレの場面では不便を感じやすいですが、7日ほど過ぎるとほとんど意識しない程度に落ち着きます。
むくみが改善されるまで

お尻は他の部位よりもむくみが強く出ない傾向にありますが、手術時に注入する麻酔液の影響で、翌日から3日目頃はむくみが出ます。その後は、日数をかけて徐々に引いていきます。
内出血(青あざ)が消失するまで

手術翌日頃から、お尻の真ん中あたりやサイドに内出血が出ます。重力により太ももの裏にまで内出血が下りてくる場合もありますが、1~ 2週間ほどで消失することが多いです。期間や濃さは脂肪の量や個人差によりますが、時間の経過とともに改善されていきます。
完成までにかかる日数

むくみが引けば痩身効果を実感しやすくなりますが、つっぱり感が消えるまでには、3ヵ月ほどかかると見越してください。
当院では肌のつっぱり感や内出血の出る期間を短縮できるように、インディバ(高周波温熱療法)というアフターケアや、ご自宅でのセルフマッサージのご説明など、完成に至るまでのフォローを術後も継続してまいります。
手術当日から3ヵ月後までの経過と過ごし方
手術後10日目までと、3週間後、1ヵ月後、2ヵ月後とご説明しています。
※個人差があり、吸引する脂肪の量や体質などにより度合いは異なります。あくまでガーデンクリニックの患者様の平均的な経過であることをご了承ください。
手術当日
患部の状態
シリンジ法はお身体への負担を抑えた施術ですので、強い痛みや多量に出血するといった心配はほとんどありません。
また、術後の痛みには個人差がありますが、症状が出る前に痛み止めを飲んでいただくと緩和できます。
この頃はカニューレを挿入した傷口から、皮下に残った麻酔液が出ることもあります。念のため汚れてもいい服を着用し、寝具にはタオルを敷きましょう。
圧迫
包帯で固定します。むくみや内出血を軽減するための措置ですので、外さないようにしてください。
お風呂
シャワーはお控えください。
検診や診察
手術前に診察を受けていただきます。
お薬
処方する5日分の抗生物質は、必ず飲みきってください。その他、腫れ止め、痛み止め、傷口用の消毒薬などを処方します。
お食事
当日はあまり胃の負担にならないものをご飲食ください。
日常生活やお仕事
術後は貧血状態になることがあります。帰宅途中などに気分が悪くなったらしゃがんでいただき、少し休んでから動くようにしてください。
ご自宅ではゆっくりとお休みください。
1日目(手術翌日)
患部の状態
施術箇所は筋肉痛のような症状がありますが、適宜痛み止めをお飲みください。トイレの便座や硬い椅子などに座った際は、主にカニューレを挿入した足の付け根周辺が痛むことがあります。また、手術時に注入した麻酔液によるむくみがあります。
圧迫
翌日から包帯を外せます。その後、抜糸までの1週間は24時間圧迫用のストッキングを使用します。
お風呂
シャワーは浴びていただけますが、湯船には浸からないでください。
検診や診察
状態確認のためクリニックに来ていただきたいですが、難しいようでしたらお電話でのご報告をお願いしております。
お薬
処方した抗生物質を欠かさずに服用してください。傷口は、お渡しした消毒薬で消毒してください。
お食事
通常通りお召し上がりいただけますが、内出血の解消を補う鉄分やビタミン類が豊富な食材を摂るとよいでしょう。
飲酒はむくみや痛みが出やすくなってしまう可能性があるため、抜糸まではお控えください。
日常生活やお仕事
あまり身体を動かさずにいれば生活には支障ありません。デスクワーク程度でしたら翌日から可能です。動きの多いお仕事は辛く感じることもありますので、控えていただく方がよいかもしれません。
2日目
患部の状態
むくみや内出血は徐々に落ち着いていきます。ストッキングを着用する時や物がぶつかった時、足腰にぐっと力を入れた時などに、まだ少し痛みを感じます。
圧迫
ストッキングでの圧迫を継続してください。
お風呂
シャワー浴でしたら可能です。
検診や診察
特に異常がなければ、ご来院の必要はございません。
お薬
抗生物質を必ずお飲みください。傷口も引き続き消毒してください。
お食事
飲酒をお控えいただければ、通常通りのお食事をお召し上がりいただけます。
日常生活やお仕事
ある程度動いていただいた方が、むくみやつっぱるような感覚の早期的な回復が見込めます。通常通りの生活を送っていただいて構いませんが、辛さがある時は無理をせずお休みください。
3日目
患部の状態
痛みのピークは術後3日間で、1週間程度で少しずつやわらいでいきます。
カニューレを挿入した傷口が治る過程でかゆみが出ることがありますが、掻かないようお気をつけください。
圧迫
シャワー時以外の時間は続けてください。
お風呂
シャワー浴のみ可能です。
検診や診察
抜糸までご来院の必要はございません。
お薬
抗生物質を服用してください。傷口の消毒も欠かさずに行ってください。
お食事
通常通りのお食事が可能ですが、引き続き飲酒はお控えください。
日常生活やお仕事
あまり動かないお仕事でしたら、お勤めも大きな問題はほとんどありませんが、立ち座りや物にぶつかった時などにはまだ違和感があるでしょう。身体をよく使うお仕事などは、様子を見てご無理のない範囲になさってください。
4~6日目
患部の状態
手術翌日ほどのむくみは起きず、痛み止めももう飲まなくなる方が大多数です。内出血の色味も徐々に黄色っぽく変わってきます。
圧迫
抜糸まで継続して行ってください。
お薬
抗生物質を必ず飲みきってください。傷口の消毒も忘れずに行いましょう。
お食事
抜糸までは引き続き飲酒をお控えください。適度な水分補給や塩分を控えるなど、食生活面からもむくみをカバーしましょう。
7日目(手術1週間後)
患部の状態
治癒の正常な過程でかゆみが出てくる場合があります。
圧迫
抜糸が終わったら1ヵ月は、1日12〜24時間は圧迫を継続してください。
検診や診察
抜糸のために検診へお越しください。
お薬
抜糸を終えれば、消毒薬の使用期間は終了です。
お食事
飲酒が可能になりますが、飲みすぎてしまうとむくみや痛みが出る場合があります。
日常生活やお仕事
圧迫による動きづらさなどは多少ありますが、これまでよりも身体を動かしやすくなっているかと思います。
8〜10日目
患部の状態
脂肪を吸引した部分が徐々に硬くなってきます。表面から触ると皮膚がやや硬く、動くとつっぱるような違和感があるかもしれません。これは、術後の正常な治癒経過で、徐々に改善されていきます。
内出血はほとんど黄色っぽく変わり、位置が脚の付け根や裏ももへと下がっていく頃です。しっかりと圧迫をすることで、回復をより早めることができます。
お風呂
抜糸翌日から湯船に浸かっていただけます。
検診や診察
何か異常を感じることなどがあれば、どんな症状でもカウンセリングをお受けしています。電話やメールでのご連絡、または直接のご来院にてご相談ください。
お食事
食生活のバランス、カロリーなどにご注意いただくと、内臓脂肪も同時に減少でき、さらなる痩身効果が見込めます。
日常生活やお仕事
術後の状態維持のために、ウォーキングやヨガなどの適度な運動を心掛けるようにしてください。身体のつっぱり感・むくみなども、ストレッチやマッサージをすることで、より早期の回復に導きやすくなります。
3週間後
患部の状態
痛みや違和感はほとんどなくなり、シルエットがどんどんほっそりしてきます。内出血もほとんどなくなっている頃です。
日常生活やお仕事
座ったときの違和感やつっぱるような感覚もほとんどなくなり、スポーツも無理のない範囲で行っていただけます。
内出血は体内の血液循環を活発にさせるとより改善されやすくなるため、水分補給の際はなるべく温かいものにするなど、血行を促進して身体を温める生活を心掛けましょう。
1ヵ月後
患部の状態
サイズダウンしたことが見た目からわかるようになります。つっぱり感は少々ありますが、内出血はほとんど消失しています。鮮やかな紫色の内出血が残っているようでしたら、直ちにクリニックへご相談ください。
圧迫
術後1ヵ月を過ぎれば外せるようになりますが、3ヵ月くらいまでは可能な範囲で継続していただくと、より美しい仕上がりに近づきます。
検診や診察
検診へお越しいただき、術前同様に水着着用の上、術後の経過写真をお撮りします。
日常生活やお仕事
1日12時間以上必要だった圧迫期間が終わり、内出血もほとんど目立ちませんので、温泉やプールもご利用いただけるでしょう。
2ヵ月後
患部の状態
皮膚のつっぱり感はよく触らなければわからない程度まで改善します。術後の引き締まりを実感していただけるようになるでしょう。
圧迫
できる範囲でのストッキング着用がおすすめです。
お風呂
湯船の中や入浴後など、身体が温まっている時にマッサージやストレッチの実施がおすすめです。
検診や診察
月に1度の定期検診をいたします。気になることがありましたら遠慮なくご質問ください。
日常生活やお仕事
仕事などにもほとんど支障はありません。つっぱり感やむくみも治まって過ごしやすくなり、術前に着ていたズボンやショーツはゆるく感じるでしょう。
ここから3ヵ月目に向けてしっかりとマッサージをすることで、より美しいボディラインに近づきます。
3ヵ月後
患部の状態
早い方は3ヵ月でほぼ完成の状態となります。 ここから半年~1年後にかけて、さらに引き締まっていきます。
圧迫
必要はほとんどありませんが、術後6ヵ月程度まではマッサージの継続をおすすめします。
検診や診察
当院では術後1ヵ月ごとに定期検診を設けていますので、ご不安なことやご不明なことなどありましたら、医師・看護師までお気兼ねなくご相談ください。
日常生活やお仕事
術前に比べて小尻になり、後ろ姿の印象もスリムになります。ここからは適度な運動や健康的な食事も続けていき、綺麗なラインを維持していきましょう。
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豊胸手術時と術後の痛み
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このページでは、施術ごとの痛みについて、また、術中・術後の痛みを抑える方法とは何かをお教えいたします。覚悟のいるように思える豊胸ですが、実は意外と受けていただきやすい手術です。
目次
施術ごとの比較
患者様それぞれ「バストを大きくしたい」「自然な見た目で大きくしたい」などのご要望があるかと思います。ご自身のお悩みに合った施術とは何なのかを検討されている中で、それぞれの痛みも気がかりになるのではないでしょうか。
このトピックでは、ガーデンクリニックで行っている豊胸術ごとに解説いたします。
ヒアルロン酸注入

注射器での施術になりますから、脂肪注入やバッグ挿入に比べて軽度と言えます。生活制限などはほとんどなく、デスクワーク程度でしたら翌日から可能です。
脂肪注入法

術中・術後
術前に行う局部麻酔と静脈麻酔により、術中に痛むことはほとんどありません。ただし、術後は二の腕や太もも、お腹などの脂肪を吸引した箇所に筋肉痛のような症状が出ます。処方する痛み止めを服用していただければ治まる程度です。
痛む期間
1週間ほどは筋肉痛に似た症状が続きますが、3日をピークに徐々に落ち着いていきます。
バッグ挿入(インプラント)法
術中
局所麻酔と静脈麻酔によってほとんど感じられません。当院で扱うシリコンバッグは、挿入する際の切開が狭くて済むのが特徴です。体内組織からの抵抗が少なく、拘縮をも起こしにくいものをご提案できますので、不安な点がある際は当院医師へご相談ください。
術後
どこに入れるかによっても異なります。ガーデンクリニックでは、乳腺の内側もしくは大胸筋の内側に挿入する2つの方法を採用しています。
乳腺の内側にバッグを入れる“乳腺下法”は、大胸筋の外側・乳腺の内側に挿入する方法です。皮膚より浅い部分にバッグが入っている状態となり、垂れたバストでお悩みの方へおすすめしています。この方法は、筋肉に影響がないため大胸筋下法に比べて痛むことは少ないですが、軽い筋肉痛のような症状がわずかにあるでしょう。そういった場合にも、痛み止めの服用で軽減できます。
また、大胸筋の内側に入れる“大胸筋下法”は、痩せ型の方や皮膚が薄い方におすすめの方法です。皮膚表面からバッグの輪郭が分かりにくく、自然な見た目に仕上がります。この方法の場合、挿入する前に肋骨に張り付いた大胸筋の剥離を行います。そのため、数日間は筋肉痛のような症状がありますが、処方する鎮痛薬を服用していただければ軽減できます。
痛む期間
大胸筋下法では、1週間ほど痛みが出ますが、ピークは1~2日目で3~5日後には徐々に引いていきます。1週間を迎える頃には大幅に軽減されているでしょう。
乳腺下法ですと、約3日を境に落ち着いていきます。ピークは1~2日目ですが、ピーク時でも大胸筋下法に比べると軽度です。1週間ほどで自由に動けるでしょう。
静脈麻酔とは

手術による豊胸術では、麻酔によって術中に痛むことがほとんどないとお伝えしてきましたが、局所麻酔の注射や、意識がある中での施術が怖いという方も少なくないでしょう。そんな不安を抱かれる患者様には、眠っている間に完了させる“静脈麻酔”を施しての手術も承っております。
“静脈麻酔”とは、眠りを誘う点滴を使用することでウトウトと眠くなり、4~5分ほどの居眠りをするような感覚になります。目が覚める時には手術は終了しており、術中の痛みを感じることはほとんどありません。目覚めた後はさらに1時間ほどお休みいただいてからお帰りいただけます。
この静脈麻酔は全身麻酔ではなく、副作用の心配はありません。
加えて、当院顧問指導医である大庭には、美容形成外科の最高権威である米国美容形成外科誌へ麻酔についての研究論文が掲載された実績があります。
そんな大庭の知識や技術は、ガーデンクリニックの全ての医師へ受け継がれています。患者様のお悩みとともに不安を払拭する、それがガーデンクリニックです。
軽減させるために
施術ごとに程度や期間は異なりますが、術後の痛みは筋肉からくるものが多いとされています。ですから、動くと痛む場合もあります。
ヒアルロン酸注入以外の手術を受けられた方は、2~3日間はできるだけ安静に過ごされるとよいでしょう。術後に安静な状態を保てるようなスケジューリングをして、手術を受けることが重要です。
また、痛み止めは大きく症状が出てからの服用ですと、効果が出るまでわずかに時間がかかります。少しでも痛むようでしたら、医師から指示された用法・容量を守りつつ服用するようにしましょう。
長引く場合
ごく稀に痛みの出る期間を超えても引かない場合があります。施術ごとの原因や対策、当院での対応をお伝えいたします。
ヒアルロン酸注入法

先述した通り、ヒアルロン酸注入による豊胸を行った場合、術後しばらく経過してから痛んでくることはほとんどありません。もし痛んできたならば、「しこりの発生」が考えられます。
しこりは、体内組織が注入されたヒアルロン酸に拒絶反応を起こして被膜を作り、ヒアルロン酸を閉じ込めた時に発生します。通常、被膜が形成される前もしくは被膜の薄いうちに体内の酵素が分解してくれますが、量が多すぎたり、1ヵ所に偏って注入したりすると酵素による分解が追いつかず、しこりが発生しやすくなります。ただ、しこりだけでは違和感やバストの硬さ、多少の痛む程度で放置してしまう方もいるかもしれません。しかし、ひとたびしこりによってその周辺組織が炎症を起こすと、さらなる痛みを引き起こしてしまいます。
また、大量に注入すると、圧迫により痛むこともあります。
しこりができてしまった場合には、注射器による吸引やわずかな切開をした上での除去をします。被膜はヒアルロン酸を覆うと日に日に厚く、硬く変化していきます。しこりがあまり大きくない場合には時間の経過とともに体内へ吸収されていくこともありますが、しこりができている可能性を感じたら、すぐに医師へご相談ください。
脂肪注入法

術後2週間経っても胸が痛いという場合は、「脂肪細胞の壊死」「感染」「しこり形成」が考えられます。
脂肪を注入すると栄養分が届けられ、充分な栄養が提供された脂肪は定着することができます。一方、栄養が充分でないものは壊死してしまいます。ただし、壊死してしまった細胞は白血球の一部であるマクロファージによって吸収されることがほとんどです。ところが、壊死した細胞に身体が免疫反応を起こし、被膜を形成する場合があります。形成された被膜は徐々に強度を増し、しこりへと変化してしまうのです。
また、脂肪壊死が起こると感染症にかかりやすくなります。感染症は激しく痛んだり、赤み、腫れを伴う症状です。少しでも違和感があれば、クリニックへ相談するように心掛けましょう。
脂肪壊死は、脂肪に不純物が混入していたことや1ヵ所にまとめて注入すること、1度で大量に注入することで起こり得ます。
高純度で適量を、均等に注入することが最適な対策です。
万が一しこりが発生したり、感染症になってしまったりしたときは、しこりの除去や抗生物質などによる治療が必要です。感染症に関しては重症化してしまうと、感染巣の除去が必要になってしまいます。2週間が過ぎて痛みがある場合は、感染症への発展を食い止めるためにも早めのご相談が重要です。
シリコンバッグ挿入(インプラント)法

術後数ヵ月~1年ほどしてから痛んできた場合、それは「カプセル拘縮」が起こっているかもしれません。
身体はバッグに対して免疫反応を起こし、被膜を形成する可能性があります。この被膜がバッグを取り囲んで閉じ込めていく現象をカプセル拘縮と言います。その痛みは、被膜がだんだんと硬くなっていくと同時に発生するものです。
挿入時に細菌感染が起きたときや、術中や術後の出血が多かった場合にカプセル拘縮が起こりやすいと言われていますから、術中の衛生管理・医師の手腕が問われます。
また、カプセル拘縮を起こさないためには、術後のマッサージも重要な要素です。クリニックで丁寧にマッサージさせていただきながら、ご自宅でのマッサージ方法の指導をいたします。アフターケアにも力を入れることで、当院の手術によるバッグ豊胸は極めて自然な仕上がりになります。マッサージを行う際に1~2週間ほどは多少痛むこともありますが、これは異常なものではありません。自然な形のバストを作るためのステップですから、怠ることなく続けましょう。
カプセル拘縮の疑いがあると感じた方は、なるべくお早めに診察へいらっしゃることをおすすめします。シリコンバッグを交換したり、異なる種類の施術を行ったりする必要のある場合も考えられます。さらに、1週間までは感染症にも注意が必要で、傷口が化膿したことで痛みが出ますが、早期であれば抗生物質で治療できます。筋肉痛のような症状ではないと感じた際は、早急にご来院ください。
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豊胸手術の他院修正について
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他院での修正はデリケートな問題が多く、負担が大きいため悩んでいらっしゃる方が多いようです。かつて挿入したシリコンバッグの入れ替えや形が崩れてしまった場合の修正など、様々なお悩みで修正手術のニーズがあります。
今回は、豊胸の種類によって起こり得る失敗をご紹介します。
シリコンバッグ豊胸
シリコンバッグ挿入後の修正では、下記のような症例があります。
- ・カプセル拘縮
- ・リップリング
- ・バッグの破損
- ・バストに段差がある
- ・左右差がある

破損やカプセル拘縮では、バッグの入れ替えを検討します。
中には、入れ替えなくても脂肪を注入してバスト全体のバランスを整えればいいケースもあります。
また、取り出す場合も豊胸自体を諦めてしまわず、それ以外の方法で患者様に応じた方法をご提案いたします。
では、それぞれの対処法を見てみましょう。
・カプセル拘縮
カプセル拘縮とは、シリコンバッグの周りに分厚く固い被膜が作られて、胸が硬くなってしまう合併症のことです。
体内にとってシリコンバッグは異物です。この異物から身体を守るために、シリコンバッグの周囲にカプセルのような皮膜をつくり、徐々に硬い膜へと変化した後に、最終的に固まったような胸へと変化してしまいます。

カプセル拘縮が起きてしまった場合は、基本的にシリコンバッグの抜去を行います。
また、被膜が石灰化してしまった場合は、被膜も同時に取り除くケースもあります。
・リップリング
リップリングとは、バストに挿入されたシリコンバッグが、中で折れ曲がったり、よれたりしたことにより、バスト表面にシリコンバッグの縁が波打って現れてしまったり、ボコボコとした感触になってしまったりと、バスト表面にはっきりと見えてしまう現象のことです。
バストの表面にシリコンバッグの輪郭が見える、触った時にシリコンバッグの形がわかる、バスト表面に凹凸ができてしまう等は、リップリングが発生している可能性が高い状態です。

リップリングが起きてしまう原因は、「身体に合っていないシリコンバッグを挿入した」パターンが非常に多いです。
医師の技術が低く、シリコンバッグの見極めができていない場合に起きてしまいます。
この場合も、シリコンバッグを抜去し、適切なサイズのバッグへ変更するか、脂肪注入等の別の方法によって豊胸手術を行う必要があります。
・バッグの破損
何らかの強い衝撃が加わった場合に、稀にシリコンバッグが破損するケースがあります。
破損した状態を長く放置してしまうと、バストの痛みや腫れの原因になるだけでなく、しこりが作られてしまう場合があるため、万が一シリコンバッグが破損した場合は早急に受診してください。

破損したバッグは完全に抜去する必要があります。
交換する場合は抜去と同時に行う場合もありますが、少し期間を空けてから再挿入することもあります。
・バストに段差がある(ダブルバブル)
ダブルバブルとは、アンダーバスト部分に段差ができてしまう状態のことを言います。
シリコンバッグのサイズが適切でなかった、あるいは挿入する位置を間違えている等、主に医師の技術力不足によって起こりやすいです。
シリコンバッグの大きさを適切なものへ変更する方法が一般的です。
・左右差がある
片側だけがカプセル拘縮になってしまったり、バッグの破損による腫れてしまったり、左右差ができてしまう場合があります。
この場合は片側のみ適切なサイズを選択し、交換する形となります。
医師の技量が問われる施術となりますので、十分な技量があり信頼できるクリニック・医師に依頼すると良いでしょう。
脂肪注入豊胸
次に、脂肪注入豊胸後の修正では、下記のような症例があります。
- ・しこり
- ・大幅なサイズダウン
それぞれを詳しく見ていきましょう。
・しこり
しこりの多くは、脂肪注入によるのう胞形成や石灰化です。
外から見て分かるしこりの場合は、除去手術を行います。小さなしこりであっても、気になる場合は取り除くことも可能です。
石灰化は、一度に多量の脂肪を入れたことによって生じやすくなります。ガーデンクリニックでは、他院での施術によってできたしこり除去の処置だけでなく、再度豊胸術を行う場合もきちんとアフターフォローをしていきます。
・大幅なサイズダウン
脂肪注入豊胸は、注入した脂肪細胞が全て定着するわけではありません。
シリコンバッグのように同じ大きさをずっとキープするのではなく、栄養の行き渡らなかった脂肪細胞は壊死して身体に吸収されてしまいます。
ある程度身体に吸収されてしまうのは防ぎようがありませんが、あまりにもバストサイズが小さくなってしまう場合は、医師の技術力不足を疑った方が良いでしょう。
胸が縮んでしまうのは、2つの大きな理由があります。
1.脂肪を一か所に大量に注入している
一度に同じ場所に大量に脂肪が注入されてしまうと、脂肪細胞に酸素と栄養が行き渡らず、壊死してしまう可能性が高くなってしまいます。
これを防ぐため、当院ではバストをデザインしながら、細かく広範囲にわたって脂肪を注入しています。
2.健全で良質な脂肪を注入していない。
健全で良質な脂肪は生着しやすいです。
このため、できるだけ生着率が上がるよう脂肪細胞を加工する必要がありますが、医師の技術力不足や加工技術に不足があった場合、生着率は大幅に下がってしまいます。
当院では、採取した脂肪を遠心分離器にかけて良質な脂肪を取り出す【コンデンスリッチ豊胸】や、細菌感染や劣化を抑えるために開発された脂肪精製システム【ピュアグラフト豊胸】をおすすめしております。
他院修正ならガーデンクリニックへ
ガーデンクリニックでは、他院で豊胸術を受けられた方の修正手術を行っております。
患者様お一人お一人の症状に合わせて対処法をご提案いたしますので、まずはお気兼ねなくご相談ください。