脂肪吸引を検討するうえで、多くの方が気になるのがダウンタイムです。術後の腫れや痛み、内出血、日常生活への影響はどの程度あるのか、不安に感じるのは自然なこと。本ページでは、脂肪吸引後の経過や回復までの目安、過ごし方のポイントをわかりやすく解説します。
脂肪吸引のダウンタイムとは
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脂肪吸引は、脂肪細胞を直接吸引し部分痩せを叶える医療行為です。
外科的手術のため、施術後には「ダウンタイム(回復期間)」が生じます。
痛み・腫れ・内出血・むくみなど個人差はあるものの、多くの場合1〜2週間で日常生活へ復帰し、最終的な完成は3ヶ月前後が目安です。
脂肪吸引のダウンタイムが
生じる理由
麻酔薬や止血剤が残るため
脂肪吸引では「チューメセント液」という麻酔薬・止血剤を皮下に注入します。
これが体内に残っている間は腫れやむくみが出やすくなります。
周辺の組織にダメージがあるため
脂肪を吸引する際、カニューレ(細い管)が皮下組織や細かい血管を通過するため、一時的に痛み・内出血が生じます。
これらは自然な治癒の一過程です。
脂肪吸引のダウンタイムは
いつまで続く?部位別の目安期間
| 部位 | 腫れ・痛み | 内出血 | むくみ | 完成 |
|---|---|---|---|---|
| 顔 (ほほ・顎) | 3〜7日 | 1〜2 週間 | 2週間 | 3ヶ月 |
| 二の腕 | 5〜10日 | 2週間 | 2〜3 週間 | 3ヶ月 |
| 背中・腰 | 7〜14日 | 2〜3 週間 | 3週間 | 3〜4 ヶ月 |
| お腹 | 7〜14日 | 2〜3 週間 | 3週間 | 3〜4 ヶ月 |
| お尻 | 7〜14日 | 2週間 | 2〜3 週間 | 3ヶ月 |
| 太もも | 10〜14日 | 2〜3 週間 | 3〜4 週間 | 4〜6 ヶ月 |
| ふくらはぎ・足首 | 10〜14日 | 2〜3 週間 | 3〜4 週間 | 4〜6 ヶ月 |
顔(ほほ・顎)
二の腕
背中・腰
お腹
太もも
ふくらはぎ・足首
脂肪吸引のダウンタイムで
生じる主な症状
痛み
多くは筋肉痛のような鈍い痛み。
術後2〜3日がピークで、1週間ほどで軽減します。
内出血
麻酔薬や炎症の影響で水分が溜まりやすくなるため、むくみが継続します。
むくみ
皮膚表面が紫〜黄色に変色しますが、通常1〜2週間で軽快します。
しびれ
神経の軽微な刺激が原因。一般的には数週間〜数ヶ月で治まります。
かゆみ
治癒過程で皮膚が回復するときに生じることがあります。
拘縮
皮膚が硬くなりデコボコしたような感覚。
1〜3ヶ月頃から現れ、徐々に改善していきます。
脂肪吸引のダウンタイムを
早く治す方法
麻酔薬・止血剤の調合を工夫する
麻酔液量や濃度を調整し、術後の腫れを抑える工夫が行われることがあります。
施術後に麻酔薬をしっかり絞り出す
皮下に麻酔薬が残らないよう丁寧に排出すると、むくみ改善につながりやすくなります。
縫合を当日ではなく翌日に行う
腫れが引いた状態で縫合を行うことで組織への負担を軽減できる場合があります。
適切な圧迫固定を行う
圧迫は腫れ・内出血・むくみを抑え、綺麗なラインをつくるうえで重要です。
ダメージ回復を促す点滴を投与する
ビタミンやアミノ酸を含む成分が細胞回復をサポートするとされます。
ガーデンクリニックの脂肪吸引の
ダウンタイムが軽い理由
ハイブリッド脂肪吸引による丁寧な吸引
ガーデンクリニックでは、シリンジ法(手作業による脂肪吸引)とアキーセル脂肪吸引を併用した「ハイブリッド脂肪吸引」を採用しています。
この2つの方法を組み合わせることで、
- ・組織への負担を抑えやすい
- ・内出血や腫れが出にくい
- ・拘縮やデコボコのリスクを軽減しやすい
といったメリットが期待でき、結果としてダウンタイムの軽減につながる吸引方法とされています。
浅い層の脂肪を適度に残す技術
凸凹や硬さを防ぐために浅い層の脂肪を残し、美しいボディラインを形成。
独自の無痛麻酔と安全性の高い施術
不安を抑える静脈麻酔や局所麻酔を併用し、身体への負担を軽減。
充実したアフターケア
インディバなどの高周波ケアでむくみ・内出血の早期回復をサポート。
脂肪吸引のダウンタイムが
長くなるNG行動
飲酒・喫煙
血行が悪くなり、腫れ・内出血が長引く原因になる可能性があります。
激しい運動
心拍数が急激に上がる運動は炎症を助長する可能性があります。
脂肪吸引のダウンタイム経過の症例
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顔(ほほ・顎)
3〜7日で腫れが落ち着き、完成は3ヶ月。
二の腕
内出血が出やすいが、2週間ほどで薄くなります。
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背中・腰
むくみが長めに続く場合があります。
お腹
拘縮が出やすい部位。完成は3〜4ヶ月。
お尻
生活習慣により痛みが長く続くことがあります。
太もも
むくみ強め。完成まで4〜6ヶ月。
ふくらはぎ・足首
内出血が下に移動しやすい部位。
脂肪吸引のダウンタイムに関する
よくある質問
脂肪吸引後のダウンタイムはどれくらい辛い?
痛みは筋肉痛に近く、多くは2〜3日がピークです。
いつから仕事に復帰できる?
デスクワークは翌日〜3日、肉体労働は1〜2週間が目安です。
ダウンタイムが治らない時は?
むくみや拘縮は数ヶ月続くこともあります。
不安があれば早めに医師へ相談してください。
リバウンドのリスクは?
吸引部位の脂肪細胞は減りますが、残った細胞が肥大すれば体重増加の可能性はあります。
まとめ
脂肪吸引はダウンタイムのある施術ですが、部位や施術法により期間は大きく異なります。