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【脂肪吸引】ドクターコラム

脂肪吸引後の
むくみや腫れについて

脂肪吸引後のむくみや腫れについて

ダウンタイムで気になる症状と言えば、むくみや腫れを挙げる人も少なくないでしょう。

腫れの出現は手術をした医師の腕によりますが、むくみはほとんどの患者様に出ます。

腫れの対処法を知っていれば回復を早めることが出来ますが、むくみだと勘違いしてしまうと回復までに時間が掛かってしまうため、2つの症状の見極めは重要です。

この2つが脂肪吸引とどう関係しているのか、また、術後にどんな対策を取るべきなのかをご説明いたします。

腫れとむくみの違いとは

患部が熱を持っているように感じた場合、それは手術した部位に炎症を生じて腫れが起こっているというサインになります。

対して、むくみは熱っぽさがなく、その箇所にだるさを感じる場合があります。

また、むくみは体内の水分が原因になりますので、例えば手術箇所が太ももや二の腕であったとしても重力の影響でふくらはぎ、肘下付近に症状が出ることがしばしばあります。術後の一時的な体重増加も、その影響によるものです。

腫れのピークはいつ?

個人差はありますが、腫れのピークは術後2~3日がピークの方が多いです。そこから徐々に落ち着いて、2週間~1カ月かけて落ち着いていきます。

クリニックによっては、腫れ止めを処方されることもあります。

むくみのピークはいつ?

腫れと同じく個人差がありますが、むくみのピークは一週間が目安です。

場合によっては術前に着ていた服のサイズが合わなくなる程にむくんでしまうケースもありますが、

術後2週間程度で徐々に落ち着いてくるケースが多いです。

腫れは喫煙や飲酒の習慣がある方の場合、むくみは冷え性の方の場合、この目安の期間よりも長引きやすいです。

それぞれの原因とは

注入

ガーデンクリニックでは、患者様のお身体に負担を掛けないようにするため、カニューレ(吸引管)挿入時に麻酔薬と生理食塩水を注入しています。

これらを注入することで水よりも軽い脂肪細胞を浮かせ、筋肉や皮下組織を傷つけずに吸引することが出来るのです。

この麻酔と生理食塩水によって、術後は若干むくんでしまいます。

さらに特徴として、腫れが引いた後に生じる傾向にあるということが挙げられます。

これは、炎症により分泌されたリンパ液が原因となってむくむためです。

術後は血液循環が悪くなっているために体内の水分排出が滞りやすくなり、患部を中心に体の水分が溜まってむくんでしまうことになります。

腫れは前述したように患部の炎症のサイン。筋肉や皮下組織にダメージを与えることで起きてしまうのです。

当院では腫れというリスクから患者様を守るため、シリンジ法を採用しています。

症状が出やすい部位

症状が出やすい部位

術後のむくみが出やすい箇所は、普段もむくみやすいふくらはぎと膝です。

脚はどうしても重力の関係で水分が溜まりやすくなります。

特に膝はよく動かされる箇所のため、ダウンタイム中は「痛い」というより「動きにくい」と感じるかもしれません。

一方、腫れやすい部位は脂肪層が薄く筋肉との距離が近い頬や太もも前面、ふくらはぎといった箇所になります。

ご自身でできる対策とは

アルコールを控える

基本的にむくみが出ている間は飲酒を控えていただく方が、むくみが落ち着きやすいです。

飲酒をすることで血行が良くなり、むくみを悪化させてしまう可能性があるためです。

むくみの対策

マッサージ

圧迫用のサポーターやストッキングを継続的にお使いください。

また、「術後は水分を多めに摂る」「マッサージをする」「ストレッチなどの軽い運動をする」「湯船にゆっくりと浸かる」などの水分の排出を促すことも症状の軽減に繋がります。

当院のマグマトリートメントはむくみだけでなく、ダウンタイムや術後の痛みを軽減できますので、こちらを受けていただくこともおすすめです。

正しい圧迫をしなかったら

圧迫固定は、炎症や出血を抑えるために分泌されるリンパ液などの水分の排出を促進し、むくみや内出血を軽減することが目的です。

圧迫をしないまま過ごしてしまうと、老廃物がリンパ管に停滞し、ひどいむくみを起こします。

圧迫には、薄くなった脂肪層にできた隙間へ繊維組織が入り込むことによって、その分だけ分厚く仕上がってしまうのを防ぐという側面もあります。

ですから、術後の仕上がりを左右するアフターケアと言っても過言ではありません。

固定がズレた状態で過ごしてしまうと、圧迫を終えた後の肌が凹凸になってしまったり、かぶれて出来た水ぶくれによって色素沈着を起こしてしまったりする弊害が発生します。

パーツごとの方法・期間

圧迫はそれぞれの部位に適した方法・期間で行うことが重要です。

あらかじめ知識があれば、手術が決まった際にお仕事や学校のお休みも決めやすいかもしれません。ガーデンクリニックは以下のような方法と期間を採用しています。

方法期間
まぶた必要なし0日
顔(頬)施術当日のみフェイスバンド1日
顔(あご)
二の腕当日のみ包帯、その後はボレロのようなサポーター1ヵ月
太もも当日のみ包帯、その後はストッキング
ふくらはぎ
お腹当日のみ包帯、その後はウエストニッパー

上図へ期間は1ヵ月と記載しましたが、術後1~3ヵ月にどんどん引き締まるため、可能であれば術後1~3ヵ月までは就寝する際に着けるなど、できる範囲で圧迫を続けていただくことをおすすめしています。

圧迫下着着用例

サポーター

どのような服装を着ていたらいいのか

サポーターやストッキングでは普段の服装に影響が出ることはほとんどなく、ダウンタイムも通常通り過ごしていただけるというメリットがあります。

では、どのような服装を着ていたら圧迫を妨げずに自然なスタイルになるのでしょうか。

おすすめの服装

上半身(二の腕・胸・お腹など)の場合

リラックス

  • ゆったりしたTシャツやシャツ
  • パフスリーブ・ドルマンスリーブのトップス
  • タンクトップ+カーディガン、ボレロ
  • ワンピース

下半身(お腹・太もも・ふくらはぎなど)の場合

スカート

  • ロングスカート
  • ガウチョパンツ
  • 腰ゴムのショートパンツ
  • ゆったりとしたチノパンやサルエルパンツ

脂肪吸引後は、全体的にゆったりとした着脱しやすい服装がおすすめです。

痛み

薬を飲む女性

圧迫されている箇所は、内出血やむくみなどによって痛む場合があります。あざや腫れを押されているようなものですから、全く無痛であることは考えられませんが、痛み止めで治まる程度の痛みです。我慢せずに痛み止めを飲んでいただき、ストレスなく圧迫期間を過ごしましょう。

ご自宅でのセルフケア

脂肪吸引後、より早く効果を実感していただけるよう患者様にもアフターケアに取り組んでいただく必要があります。患者様のセルフケアで最も重要なのが、マッサージです。

とは言え、術後すぐのお身体はとてもナイーブな状態。マッサージは、抜糸後の術後1週間頃からがおすすめです。

マッサージ方法

ローション

1. 乾燥によるかゆみを抑えるため、ローションや保湿クリームを塗布します。

マッサージ

2. 心臓に向かってくるくると円を描くように優しくさすります。お腹はおへそを中心に「の」の字を書くようにマッサージをすると、整腸作用も見込めます。

マッサージ

3. 少し硬い感触のある箇所は、指圧でぐりぐりとほぐすようにマッサージをしましょう。軽い痛みを感じる程度が望ましいです。

当院が考えるアフターケアとは

アフターケア

手術とアフターケアを別物として考えているクリニックが多い中、ガーデンクリニックはカウンセリング、手術、アフターケアまでを“脂肪吸引”だと考えています。

それは、術前や術後も手術をしたクリニックとして、充実した美容医療を提供する責任があるからに他なりません。充実したアフターフォローは、手術に自信があるからこそできるサポートなのです。

ガーデンクリニックの定期検診

検診

術後半年~1年後には、さらにお身体が引き締まっていきます。より美しいボディラインを手に入れるためにも、手術したクリニックのフォローが不可欠です。

ガーデンクリニックでは、術後1ヵ月目から月に1度の定期検診を行っています。「施術箇所に違和感がある」「むくみがなかなか取れない」など些細なお悩みでもご相談ください。

また、スリムな体型をキープしていただくために、お食事や運動などの生活指導もさせていただいております。

インディバマッサージにより術後の回復を促進

インディバ

当院は、脂肪吸引後のケアとして「インディバマッサージ」を取り入れています。

インディバマッサージとは、高周波温熱機を使って身体の心から温めて、代謝を上げる効果があります。

これにより、ダウンタイム中の不快な痛み・内出血・むくみ・拘縮等を緩和させる働きに期待されています。

腫れの対策

何と言ってもクリニック(医師)選びです。脂肪吸引を受けようと考えた時点で、数あるクリニックの手術方法や実績を調べておくことをおすすめします。

・ただ【根こそぎ取る】のではなく、医師がしっかりとデザインを行っているか?

・技術力の高い医師が施術を行っているのか?

・実績はどの程度あるのか?

・アフターフォローが手厚いか?

このポイントを重要視することで、後悔しない脂肪吸引となることでしょう。

もし術後のむくみや痛みが少なく、術後も手厚いケアを受けられるクリニックをお探しでしたら、ぜひガーデンクリニックにお越しください。

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