産後・卒乳後は、考え方によっては豊胸をする絶好のチャンスです。個人差はありますが、妊娠の過程で2カップ以上大きくなることもあります。皮膚が引き伸ばされた状態である産後・卒乳後は、皮膚が伸びた分だけ豊胸術でサイズアップをしやすいということになります。
産後・卒乳後の豊胸手術
卒乳後、乳腺が萎んでしまうと、皮膚にゆとりができてしまいます。このゆとりこそバストが垂れる原因になるわけですが、先述したように、皮膚に余裕ができることは豊胸術によってサイズアップをしやすいということです。
さほど大きなバストを希望されない場合でも、皮膚が柔らかいためにすんなりと手術に反応してくれるような印象を受けます。
また、妊娠によって乳房への血流が増加しているため、脂肪注入豊胸をした際に脂肪が生着しやすくなります。
いつ、どんな施術をするべきか
バストが垂れてしまった場合の豊胸手術は、脂肪注入、シリコンバッグ、ヒアルロン酸のいずれの施術も可能です。子育てで忙しい方でしたらダウンタイムを抑えられる脂肪注入やヒアルロン酸を選択してもよいでしょうし、2カップ以上の大きさを手に入れたい方でしたらシリコンバッグを選択するとよいでしょう。
シリコンバッグの場合、重労働となる家事や育児に関してはサポートが必要になることもあります。育児がひと段落した段階で自分へのご褒美としてシリコンバッグによる豊胸をされるのもおすすめです。
下垂の程度による施術の違い
下垂した乳房の程度によって、複数の手術から状態に応じたものをご提案します。
1.ごく軽度
少し萎んでしまった乳房の場合は、脂肪注入法で乳房に少しだけハリを持たせれば改善できます。
2.軽度
産後に乳輪や乳頭が大きくなっている場合は、乳頭形成や乳輪縮小を併用することもあります。乳輪を縮めるだけで、乳輪の位置が上方に移り、垂れたバストの見た目が改善します。
3.重度
乳輪・乳頭の位置が乳房の下縁よりも下がっているような状態には、乳輪・乳頭を上方に移動させるような手術を行います。バストが大きくて垂れている場合は、乳房縮小術でつんと上を向いた乳房に仕上げます。