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タトゥーの削皮
(アブレーション)広範囲・カラフルな刺青の
除去に

タトゥーの削皮(アブレーション)

タトゥーの削皮(アブレーション)とは

腕のタトゥー

皮膚の一部を削り取る方法です。範囲が広い方や、カラフルな刺青・タトゥーを短期間で除去したい方にオススメです。

レーザーや切除法では時間のかかる広範囲な場合も、期間を短縮して除去することができます。また、レーザー治療と組み合わせての施術が可能であり、身体への負担も抑えることができる方法です。

こんな方にオススメ!

女性

  • 短期間で広範囲・カラフルなタトゥー・刺青を消したい方
  • 身体や日常生活への支障を抑えたい方

削皮(アブレーション)による除去

施術イメージ

皮膚を薄く削る方法で、広範囲に及ぶカラフルなタトゥー・刺青を除去するのに適しています。植皮とどのように違うのかというと、植皮ではインクが入っている深さまでの皮膚を取り除きますが、削皮(アブレーション)の場合は、そこまでの深さの皮膚を削ってしまうと治りが悪くなってしまいますので、少し浅い深さまで皮膚を削ります。

そのため、色素が残る場合がありますが、模様としては成立せず、傷の中に埋もれるようになります。そのため、怪我の痕としてカムフラージュするように仕上げます。場合によっては、削皮とレーザーを組み合わせて除去することがあります。

再生可能な深さまで削除した後にレーザーを当てれば、削皮でも残ってしまった色素をダイレクトに除去できます。

メリット・デメリット

削皮のメリットは、広範囲を1回の治療で除去可能な点です。また、他の箇所に傷をつけない点、植皮ほどは日常生活の制限がない点もメリットといえます。

デメリットとしては、真皮の最深部までは削れないため、インクを全て取りきれない可能性があるという点です。所々、色素が残ることがありますが、傷跡にカムフラージュされますので、模様は分からなくなります。

失敗しないために

全体を削皮する際の、深さの設定が大切です。スポットスポットで深くする分には治癒が遅くならないため、全体を削除した後に所々残った箇所を切除します。また、削皮とレーザーを組み合わせることでレーザーと削皮の良いとこ取りをすることもできますが、施術方法に関してはカウンセリングでしっかりと見極めをさせていただきます。

傷跡の経過

削皮をした後は、特殊な創傷被覆剤という被覆剤で覆い、皮膚が再生するのを待ちます。薄く削った箇所は、1~2週間程度で皮膚が定着します。深いところはしばらくかさぶたのようになることもありますが、3~4週間程度で傷は癒えてきます。

治りたての皮膚はピンク色から赤茶色ですが、次第に茶色い皮膚を経て、半年から1年かけて肌色に馴染んできます。正常皮膚と全く同じ状態にはなりませんが、タトゥーや刺青を傷跡に変化させることで分からなくさせることができます。

少し盛り上がった皮膚になる肥厚性瘢痕が重度の場合は、状態に応じた処置をいたします。