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デリケートな悩みにこそ
低侵襲治療を
すそワキガ

すそワキガ

すそワキガとは

陰部の「ワキガ」のことです。
原因はアポクリン腺という汗腺ですが、アポクリン腺は腋窩のほかにも耳の中、乳頭周囲、陰部などに存在しています。

アポクリン腺から分泌される汗は独特のニオイを放ちますが、特に陰部は蒸れやすいので、ニオイがさらに強調されます。
パートナーに指摘されて悩まれている方も多いです。

原因

通常、汗は無臭ですが、アポクリン腺から分泌された汗が皮膚や陰毛の常在菌(細菌)によって分解されることで、独特のニオイを発します。
先述したように、陰部は特に蒸れやすいためニオイが強調されやすく、悩みの原因となりやすいのです。

また、おりもの(帯下)のニオイと混ざることでチーズのようなニオイとなります。
おりもの自体も独特のニオイがありますので、おりものが多い方は判断が難しい場合もあります。

すそワキガのニオイは、異性を惹きつけるフェロモンの働きをするとも言われています。
ニオイの感じ方は人それぞれですので、一概に悪いニオイだと言い切ることはできません。
しかし、悩みを抱えながら生活していくのは辛いものです。
誰かに指摘された場合やご自身で悪臭と思われた場合には、一度診察を受けてみることをおすすめします。

切らない治療

切らない治療 ビューホット(ViewHOT)とは

日本で開発されたワキガ、すそワキガの治療機器です。
切らずに治療できることに加えて根本から治療ができます。
日本国内のデータでは、1度の治療で95%以上の方が完全に症状が消えたと報告されています。

ビューホットはアポクリン汗腺の存在する層に対してピンポイントに高周波を当てられるため、ニオイを改善できます。
術後の患部圧迫を含め、日常生活の制限はほとんどありません。手術翌日からシャワーに入れますので、ダウンタイムもほとんどありません。

ビューホットによる治療の流れ

当院では、静脈麻酔と局所麻酔を併用しての施術が可能です。
施術は20~30分程度で完了します。
術後は少し皮膚に赤みが出ることもありますが、数日で治まります。
ニオイはほとんどの場合、直後から改善されます。

ごく稀に皮膚に残留したニオイを感じられる方もいらっしゃいますが、こちらも数日で消失していきます。
希に軽度の色素沈着が見られることがありますが、3ヵ月~半年を目安に次第に目立たなくなっていきます。

その他の治療

1.ボトックス法

陰部のアポクリン腺から出た汗が分解されることでニオイが出ます。
ボトックス(ボツリヌストキシン)という薬剤を注射すると、アセチルコリンという神経伝達物質をブロックし、発汗を抑えることができます。
しかし、効果は3~4ヵ月程度ですので、根治術ではありません。
また、軽度の方であれば効果は出やすいですが、ニオイが重度の方だとボトックスだけでは抑えられない場合もあります。

2.切開手術

皮膚に数cmの大きさの切開を入れ、直接アポクリン腺を確認しながら、カミソリのような器具を用いて取り除きます。
ワキガ手術では比較的よく行われていますが、すそワキガの場合アポクリン腺が確認できないことが多く、切開の傷もついてしまいます。
また、術後はタイオーバーという方法で圧迫が必要になるので生活に支障が出ることがあり、おすすめできません。

3.電気凝固法

毛穴ひとつひとつに電極のついた針を刺して電流を流すことで、アポクリン腺を凝固・焼却し、ニオイを抑える方法です。切開による傷はないのですが、あまり効果が認められないことも多く、普及していません。


今までの治療法として代表されるのはこれらの方法でした。
いずれも一長一短であり、ダウンタイムが短く低浸襲なボトックスや電気凝固法は効果が少ない、あるいは再発してしまいます。
また、切開手術は傷が残ってしまうため敬遠されがちでした。

手術後のダウンタイムと傷跡

切開法によるダウンタイムは、1週間くらいですが、2cm程の傷が陰部に4箇所くらい残ってしまいます。
そのため、ビューホットが開発された現在、治療はビューホットで行うことが多いです。
ビューホット治療では、翌日からシャワーで患部を洗っていただけます。
1~2週間程、針が刺さった場所にポツポツとかさぶたがつきますが、洗っているうちに取れます。
施術後は少し痛痒いくらいです。

ビューホットは、いわゆるVIOラインにあてます。
V(恥骨部)の傷跡は陰毛に隠れますし、I(大陰唇)O(肛門周り)は手術後早期から傷跡は目立ちにくいです。
Vに関しても時間の経過とともに針が入った傷跡は目立たなくなり、最終的には跡はわからなくなります。

ニオイ

ニオイはアポクリン腺から分泌された汗が 皮膚や陰毛の常在菌に分解されることによって発生します。
すそワキガのニオイは ワキガのニオイとほとんど同じということになります。

アポクリン汗腺から出る汗のニオイは、ツンとした刺激臭からカレー、ネギ、香辛料のクミンなどに例えられます。
鉛筆の芯のニオイに例えられることもあるようですが、これは人それぞれに体臭の違いがあるためです。

しかし、少し異なるのは、陰部は腋窩に比べて蒸れやすいということと、おりものや経血のニオイと混じって別のニオイに変化するということです。

セルフチェック

あなたのニオイは?

セルフチェック項目がありますので、まずはこちらを見てみましょう。
当てはまるものが多ければ、可能性は高くなります。

黄色い汗ジミが下着につく

エクリン腺から出る汗は無色透明ですが、アポクリン腺から出る汗は黄色みを帯びた白濁色です。
このような色の汗ジミが下着についてしまう場合は、アポクリン腺が陰部に多い可能性があります。
シャツの脇の部分に脇汗のシミがつきやすい方も要注意です。

陰部が臭うと言われたことがある

ご自分ではわからなくても、他人には異臭に感じられるのであれば要注意です。
下着のニオイなど、ご自分でも確かめてみましょう。
おりものには乳酸菌が入っているので発酵臭がするものですが、おりものから悪臭がする場合は、婦人科系疾患が隠れていることもあります。

耳垢が湿っている

アポクリン腺は耳の中にもあります。
通常エクリン腺は耳には存在しないので、耳垢が湿っているのはアポクリン腺から出た汗が原因です。
体質的にアポクリン腺が多いのであれば、すそワキガの可能性もあります。

両親、兄弟にワキガの人がいる

体質、すなわちアポクリン腺の数は遺伝によって決まることが多いです。
ご家族にこのような方がいらっしゃるようであれば、ご自身もそうであるかもしれません。

ワキや乳首からもニオイがあるように感じる

アポクリン腺は耳の中やワキだけでなく、乳首周囲にも存在します。
乳首周囲のニオイもチェックしてみましょう。

陰部の毛が濃い

陰毛が濃い場合も、原因の1つとなります。
毛が濃い原因としては、第一に陰毛密度が高い場合、 第二に陰毛の太さが太い場合に分けられます。
基本的に、毛とニオイの原因であるアポクリン腺は セットになっています。つまり、毛の数が多ければ、 必然的に アポクリン腺の数も多くなります。
また、毛が太いということは毛穴も大きくなります。
アポクリン腺からの分泌液は、 毛穴を通って出てきますので、より多くの分泌液が毛穴にキープされることになります。
毛が濃いとムレも強くなりますので、より細菌が繁殖しやすい環境になり、原因となりやすいです。
ビューホットなどの治療と並行して、医療用レーザーによるレーザー脱毛もするとニオイが改善されやすくなります。


もし、チェック項目に当てはまるのであれば・・

すそワキガは治療が可能なお悩みです。

治療法は、ビューホットやボトックスのように直接アポクリン腺に働きかける 治療や、医療脱毛など間接的に原因を治す治療、またそれらを組み合わせた治療があります。

原因やニオイの程度は人それぞれですので、その方に合った治療法を選択することが大事です。

男性もなる?

男性ももちろんなります。

具体的にいうと、男性の場合、恥骨の部分(Vライン)、陰嚢の脇(Iライン)、肛門の周囲(Oライン)に、陰毛とともにアポクリン腺が分布しています。
女性と同様、VIOのラインから臭気が発生します。
特に、男性の場合、陰嚢と足の付け根のあたりからニオイが発するとおっしゃる方が多いです。

男性の治療

当院では、男性の治療として3つのご提案をさせていただいています。
まずはビューホット治療です。ビューホット治療は、ニオイの原因のアポクリン腺も汗の量の原因のエクリン腺も同時に治療することができます。
ラジオ波で直接汗腺を焼いてしまうことで、原因から断ち切ります。手術までは踏み切れないという方は、ボトックス注射でも一時的に症状を抑えることができます。
ボトックスの作用は3~4ヵ月程続きますので、年に2~3回治療をすればニオイと汗を抑えることが可能です。
また、男性にも医療用レーザーによる脱毛をおすすめしています。
陰毛を脱毛するだけでもニオイを減らす効果があるという医学論文も実在しています。
清潔を保つという意味でも脱毛はおすすめです。