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膝関節治療

膝関節治療

当院では整形外科専門医が責任を持って治療致します

専門医

ガーデンクリニックの膝関節治療は切開することなく、日帰りで治療することができます。 診察後に患者様のご要望をお伺いした上で、あなたに最適な治療法をご提案致します。
整形外科専門医によるカウンセリングを行っておりますので、「手術はしたくない…」とお悩みの方、まずはお気軽にご相談ください。

     

変形性膝関節症の再生医療

膝の痛み、諦めていませんか?
ガーデンクリニックは、手術のいらない再生医療で膝の痛みに向き合っています。

膝は体重を支えているため、年齢とともに傷んでいきます。
変形性膝関節症とは、経年に伴う関節軟骨の変性や摩耗、滑膜炎などにより、膝に強い痛みを感じる病気です。
一般的な保存的治療には、大腿四頭筋訓練・全身ストレッチなどの運動療法、体重減少および足底板(靴の中に入れる装具)による負荷の軽減、ヒアルロン酸注射などがあります。
手術治療としては、高位脛骨骨切り術・人工膝関節置換術などが挙げられます。

Kellgren-Laurence分類

Grade
0 :正常
Ⅰ :関節裂隙狭小のないわずかの骨棘形成、または軟骨下骨硬化
Ⅱ :関節裂隙狭小(25%以下)あるも骨変化なし
Ⅲ :関節狭小(50%~75%)と骨棘形成、骨硬化像
Ⅳ :骨変化が著しく、関節裂隙狭小(75%以上)を伴う

Kellgren-Laurence分類(変形性膝関節症のgrade分類)

変形性膝関節症の病期 ※スクロールできます

膝関節チェック項目

保存的治療を続けても痛みが改善されない方に、新たな選択肢として注目されているのが、再生医療です。
人が本来持っている治癒能力・組織修復能力・再生能力を最大限に引き出し、治療することを再生医療といいます。
ガーデンクリニックでは、PRP療法と脂肪幹細胞療法の2種類の再生医療を行っております。

当院の膝関節治療の特徴

ガーデンクリニックでは、日帰りでできる膝関節治療を行っております。
体力や痛みに不安のある方でも受けていただきやすい低侵襲な治療です。

1. 膝を切開する必要なし

膝関節治療の特徴

身体に負担の掛かる「手術」ではなく、注射による治療です。
従来のヒアルロン酸注射と同様、膝に注射する際に軽い痛みがあります。

2. 日帰りでOK

膝関節治療の特徴

手術ではありませんので、入院の必要はありません。
当日から通常通りの生活の戻っていただけます。

3. 運動器疾患に精通した医師が在籍

膝関節治療の特徴

豊富な臨床経験を持つ整形外科専門医が診断し、治療します。
肩や肘などの痛みがある方もぜひ相談ください。

治療方法

PRP療法

PRP-FDの作成
PRP-FDに含まれる成長因子

PRPとは、血液中の血小板を濃縮した「多血小板血漿」のことです。
このPRPに含まれる血小板の成長因子が持つ組織修復能力を利用し、人が本来持っている治癒能力や再生能力を最大限に引き出す医療を、PRP療法と呼びます。
当院が使用するのは、PRPをさらに活性化させ、血小板に含まれる成長因子だけを抽出、無細胞化したうえで濃縮し、加工したPRP-FDというものです。
従来のPRPに比べ約2倍の成長因子を含むため、炎症を抑える効果や損傷部位の修復を促す効果が大きいことが期待されます。
フリーズドライ加工により常温で6か月間保存ができるため、患者様のご都合に合わせて注射できます。
また、細胞を含まないため、注射後の痛みが軽いとされています。

患者様の血液を約50ml採取し、厚生労働省の認可を得た特定の施設(セルソース)でPRP-FDを作成します。
作成期間は3週間で、完成したPRP-FDを膝関節内に注射します。

脂肪幹細胞療法

【こんな患者様におすすめ】

  • ヒアルロン酸の注射では痛みがあまり改善しない (KL grade Ⅰ-Ⅲ)
  • 定期的に水を抜くことを繰り返している (KL grade Ⅰ-Ⅲ)
  • レントゲン検査で骨の変形は少ないが、痛みが続いている (KL grade Ⅰ-Ⅲ)
  • 半年から1年間の長期的な効果が欲しい (KL grade Ⅱ-Ⅲ)
  • 長年膝の痛みがあり日常生活に支障がある (KL grade Ⅱ-Ⅳ)

PRP療法はスポーツ障害や外傷の治療として整形外科で行われています。
メジャーリーグの田中将大投手や大谷翔平投手がPRP療法を行ったことで一般にも知られるようになりました。
筋肉や腱(筋肉が骨に付着する部分)、関節の靭帯を何度も繰り返し痛めると、治りにくくなります。
このような治りにくい損傷にPRPを投与すると、成長因子の働きにより組織が修復されることが報告されています。

脂肪幹細胞療法

患者様のお腹の脂肪を少量採取し、厚生省の認可を受けた施設で抽出培養した脂肪幹細胞を、膝関節内に注射する方法です。 脂肪幹細胞の作成期間は6週間で、完成した脂肪幹細胞を膝関節内に注射します。自己組織を使用するため、アレルギーなどの副作用はほとんどありません。脂肪幹細胞は、関節内の状態を整えて炎症を抑制し、持続的に痛みを和らげると考えられています。 そのため、変形性膝関節症に関しては、保存的治療と人工膝関節置換術の間を埋める治療として近年大いに期待されています。

脂肪幹細胞療法

【こんな患者様におすすめ】

  • ヒアルロン酸注射を受けているが、痛みが軽くなる時間が短い (KL grade Ⅱ-Ⅳ)
  • 長年膝の痛みのため日常生活に支障があり、痛み止めを使用している (KL grade Ⅱ-Ⅳ)
  • 変形が進行しているため手術を勧められているが、まだ手術をしたくない (KL grade Ⅲ-Ⅳ)
  • 合併症のため手術のリスクが高い (KL grade Ⅲ-Ⅳ)
  • 人工関節を行うには若すぎるといわれた (KL grade Ⅳ)

ヒアルロン酸注射

注射器

もともと関節内に存在しているヒアルロン酸を注射で補う方法です。
ヒアルロン酸には潤滑油やクッションの働きがあり、関節の動きをなめらかにして痛みを緩和させることができます。
膝に関しては、保健診療で変形性膝関節症に対する適応が認められていますので、かかりつけ医での注射をお勧めします。
肘や足首のヒアルロン酸注射を希望される患者様は、ぜひご相談ください。

治療の流れ

  1. 1. カウンセリング

    膝関節治療の流れ

    お電話またはカウンセリング予約フォームで診察日と時間を予約いただきます。問診票に必要事項を記入していただいた後、カウンセラーが患者様の症状、治療経過、持病、現在服用されているお薬やアレルギーについてお尋ねします。他院からの紹介状、レントゲン画像などあればご持参ください。

  2. 2. 診察

    膝関節治療の流れ

    医師が問診と診察を行います。
    PRP療法・脂肪幹細胞療法・ヒアルロン酸療法について詳しくご説明し、MRI検査を受けていただきます。すでにMRI画像をお持ちの場合は、検査を省略することも可能です。
    MRI検査でPRP療法の適応であるかどうかの判断をします。
    なお、採血時の血液検査で感染症が陽性になった場合には、治療を受けていただくことはできません。その際は検査費用のみ患者様にご負担いただきます。

  3. 3. 治療

    膝関節治療の流れ

    患者様と相談し、膝の状態やご要望に応じた治療をいたします。
    治療当日は入浴を控え、シャワーのみにしてください。
    注射後2週間は、なるべく安静にされてください。
    適度な運動と体重コントロールはぜひ継続して行ってください。

    当院が勧めるリハビリ

  4. 4. 定期検診

    膝関節治療の流れ

    定期的に膝の状態を確認させていただきます。
    ご心配なことや分からないことなど、お気兼ねなくご相談ください。
    ※お一人でのご来院が困難な方は、付き添いの方もご一緒にご来院いただけます。

かかりつけ医の先生方へのお願い

当院は、PRP療法と脂肪幹細胞療法に特化したクリニックとして、 患者様のかかりつけ医の先生方と連携し、治療に当たらせていただきます。 ご教示のほど、よろしくお願い致します。

主なリスク・副作用

●脂肪幹細胞療法

脂肪塞栓症(血中に脂肪が混入し血管がつまる)や感染、神経や血管が損傷するリスク

人生100年時代をより楽しんでいただくために

大庭英信
ガーデンクリニック
理事長

人生100年と言われる昨今では、あらゆる施設や店舗でバリアフリー化が進むなど、ご年配の方にも優しい環境が整備されつつあります。

しかしながら、その施設や店舗に向かうまでの「歩行」を補助する医療の選択肢はまだまだ少ないように思うのです。

「孫と外出したい」「家の階段の上り下りを楽にしたい」「健康維持のために歩けるようになりたい」。

全国8院を構えるガーデンクリニックが、切らない膝関節症治療を通してそんな思いを実現するお手伝いをさせていただけたらと思っています。