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【Vol-24】
医師として、
そして経営者として

1999年に独立し、ガーデンクリニックを立ち上げてから22年。僕は医師という側面と同時に、クリニックを運営する経営者の側面を持つことになりました。今回はその選択をしてからの自分の思いをお話します。

医師と経営者、異なる視点を持つ必要性とジレンマ

最初の1か月、訪れる患者様は週2~3人と、独立してすぐはやっぱり苦労の連続でした。病院に勤務していた時は、医師としての技術を磨くことに専念できましたが、いざ経営者になれば、自分のことだけを考えているわけにはいきません。クリニックの理念を一緒に働いてくれるスタッフたちに理解してもらい、同じ方向を向き前進していく必要があります。

またクリニックを維持していくためには、経営力も必要です。とはいえ、利益を求めて単純に診療費を上げれば、患者様に負担を強いることになります。さらに安価にすることで診る患者様の数を増やすことになれば、今度はひとりひとりの診察時間が取れなくなります。それは僕が目指すクリニックの形ではありません。医師であり経営者であるためのそんなジレンマは、開院以来今も感じることがあります。モノを売るのと違い、医療であること、そこに人の人生があることを考えなくてはいけないということは常に思っています。

身近に感じていた「経営者」としての苦労

医師として患者様の満足度を上げながら、経営者としてはクリニックを円滑に経営する責任があります。それは常に難しく、今も不安を感じたり迷うことも多いのですが、一方で経営者であることは、自分で舵を切り困難を乗り越えていくおもしろさでもあると感じています。それは、僕の生まれ育った環境にも関係があるかもしれません。

実は僕は医師の家系ではなく、父親は地元で会社を営んでいました。だから子供の頃から自分自身で会社をやっていくことがどれだけ大変か、自然と身に染みていた気がします。でも苦労しながらも、会社を自ら率いて結果を出していく父親を尊敬していました。ずっと父の背中をみていたというか、やはり身近に経営者の先輩がいたことは僕にとってとても大きかったと、今は特に感じています。

チームで取り組む一体感

また経営は自分一人の事柄ではありません。スタッフと思いを共有し同じ方向を見て進むこと、それは僕がひとりでレースを楽しむのではなく、チームで挑んでいることにも共通するかもしれません。チームで取り組んで、共にゴールを目指す一体感はクリニックでも同じです。

そのためにも、スタッフとの情報共有も密にするよう心がけています。全国に医院があるので、各院とのZoom会議では、業務連絡や伝達事項はもちろんのこと、困っていることはないか、患者様対応で気になることなど様々な事柄を共有し、相談を受けています。また月2~3回ですが、施術やカウンセリングの仕方などの勉強会は、自ら講師となって行っています。もちろんそれ以外にも、時間が空いている限り、話を聞く機会を積極的に設けるようにしています。

良い事も辛い事も、そして目指す方向も共有できる環境に

各地のクリニックでは、毎日手術やカウンセリングが行われています。たくさんの患者様が訪れ、たくさんのスタッフが働いていれば、日々いろいろな出来事が起こっていると思うんです。自分も現場にいたころは、毎日喜びもあれば嫌な事や辛い事、とにかくいろんなことがありました。だから、上からこうしなさいというトップダウンの指示ではなく、

できるだけ、さまざまな情報やスタッフの気持ちを共有しなければダメだと思っています。

さらに、自分がどんな思いでクリニックを立ち上げたのか、患者様に対する思いも伝え続けていくこと。それがなければ、いつしか病院の方向性を失ってしまうでしょう。これからも、常にコミュニケーションを取ることは守っていきたいと思っています。

ひとりではできないこともいつか可能に。限界を突破するチームの力

自分ひとりで診ることのできる患者様の数は、当然限られます。でもしっかりした組織が全国にあれば、自分の何十倍何百倍の患者様を診ることができ、そこにいくつもの喜びを生むことができる。開業した時に強く感じたのはそのことでした。

例えば僕が行っているボランティア外来も、同じ思いを持ってくれる先生たちがいればさらに広がっていくはずです。

組織=チームを作ることで、自分が考える幸せをもっと広げることができる。

「自分ひとりでは限界があっても、たくさんのスタッフのおかげでそれが百倍の力になる」それが医師として、そして経営者として進む僕の源となっているんです。