寝ると流れる胸とは
自然な胸は仰向けになった時に横に流れますが、手術のやり方次第で横に流れず、上を向いたままになってしまいます。
シリコンバッグによる豊胸を行った場合、元々ある程度の胸の大きさがある方については、バッグの上に乗っている脂肪が横に流れます。しかし、痩せ型であまり大きさのない方が大きめのバッグを入れると、皮膚に余裕もないため、動きが悪くなりがちです。バッグを挿入する前に、充分な広さのスペースを作成する必要があります。
また、動きが悪いとカプセル拘縮を起こすリスクも上がりますので、手術後の乳房マッサージも重要です。当院では、ご自宅で行っていただくマッサージに関してもしっかりご指導しますし、クリニックでもマッサージをいたしますので、シリコンバッグ豊胸でも自然に仕上げられます。
なお、シリコンバッグ豊胸では、テクスチャータイプというバッグの表面に細やかな凹凸を施されたものを使うことがあります。この表面の加工によりカプセル拘縮を起こしにくいとも言われていますが、実際のところはバッグそのものが固く、胸の中での動きは悪いと言えます。立った状態での美しさを表現することはできますが、横になった時の自然さを見ると、どうしても劣ってしまうように思います。
脂肪注入による自然なバスト
脂肪注入法でも、寝た時に横へ流れる自然な乳房を作ることができます。本来の胸にもある脂肪を入れるため、感触も横へ流れる感じも自然です。