見た目
脂肪吸引でできる傷は、カニューレを挿入するための吸引口を開けた際にできる範囲の狭いものです。数ミリ程度のものでほとんど目立たず、虫刺されのような見た目です。抜糸直後は若干赤みがありますが、徐々に皮膚に馴染んでいきます。
傷が術後に化膿しないよう、ご自宅で消毒をするための消毒液も処方しております。
「目立ちにくい」箇所に
部位に応じて、目立ちにくい部分を選んでいます。
例えば、顔なら耳の裏や顎の下、二の腕なら肘や脇の下、お腹ならへそなど、「目に付きづらく馴染みやすい」「元々シワがある」「下着や水着で隠れる」、そのような場所から吸引します。
治り方と色素沈着
傷の治り方には個人差があり、左右で治るスピードが違う場合などもありますが、早ければ3ヵ月ほどで目立ちにくくなります。
色素沈着について
術後に傷跡が徐々に濃くなっていく場合がありますが、これは「色素沈着」によって起こるものです。時間の経過とともに、肌の色に馴染んでいきます。
ただし、傷口が治る上での正常な経過として、かゆみが出ることがあります。あまり掻いてしまうと色素沈着の残る原因となりますので、なるべく触らないようお気をつけください。