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【豊胸】ドクターコラム

豊胸手術後の
胸が痛い

豊胸後に後悔しないために。豊胸トラブル完全マニュアル

最終更新日:(公開日:
監修者:理事長 大庭英信

豊胸手術は非常に魅力的な手術ですが、同時に医療行為であるため、絶対にリスクが無いとは言い切れません。

この記事では、豊胸にまつわるトラブルと、トラブルを避けるためのポイントを解説します。

もし豊胸をしようか迷っているようでしたら、後悔しないために豊胸で起こり得るトラブルについて知っておいてください。

豊胸手術の種類

最初に、豊胸の種類について簡単に解説します。

1・シリコンバッグ

シリコンの入ったバッグを大胸筋の下、あるいは乳腺の下に挿入する方法です。

非常にダイナミックに大きく、美しくすることができる方法で、一度で大幅なサイズアップがしたい方にオススメです。

2・脂肪注入

脂肪注入お尻や太腿など、気になる部位から脂肪を採取し、それをバストに注入する方法です。

非常に自然な見た目や触り心地を叶えることが可能で、自然な印象でサイズアップしたい方にオススメの方法です。

シリコンバッグ豊胸で起こり得るトラブルとは?

サイズアップに制限がなく、大きく美しいバストを作ることができるシリコンバッグ豊胸は非常に人気の施術です。

そんなシリコンバッグ豊胸で起こり得るトラブルとはどんなものでしょうか。

シリコンバッグによる痛み

剥離

大きめのサイズのシリコンバッグを挿入した際、術後数時間が経過して麻酔が切れてくると痛みが出てきます。

大胸筋の下にバッグを入れる際には、挿入する前に「剥離」という作業を行います。大胸筋はその下の肋骨に張り付いているため、バッグを挿入するスペースを作らなければなりません。その影響で、筋肉痛のような痛みが出ます。ただし、処方する鎮痛剤を服用していただければ数日で治まる程度です。

また、剥離した大胸筋が再びくっついてしまうとバッグが動かなくなり、不自然な形になってしまいます。それを予防するためにマッサージを行いますが、1~2週間は痛みを伴う可能性があります。

さらに、術後1週間までの間は、感染症に注意が必要です。傷が化膿すると痛みが出ますが、早期であれば抗生物質で治療できます。

カプセル拘縮

数ヵ月~1年程度経過した頃に痛みと胸の固さが出てきた場合には、カプセル拘縮の可能性があります。バッグの表面に被膜というカプセルができて徐々に固くなっていくと同時に、痛みを伴うことがあります。カプセル拘縮が起きた場合にはバッグを交換したり、別の種類の手術を行なければいけないこともありますので、なるべく早めに診察をお受けください。

豊胸バッグの種類による固さ

豊胸バッグの種類による固さ

シリコンバッグを挿入すると、独特の固さを感じるでしょう。

シリコンバッグには、バッグの表面がつるつるしているスムースタイプと、表面に細かな凹凸が施されたテクスチャータイプがあります。テクスチャータイプはシリコンの形状を維持する架橋構造が多いため、スムースタイムに比べて感触が固く作られていることが多いです。「カプセル拘縮を起こしにくい」「術後のマッサージが不要」などとは言われていますが、実際はその固さのためにカプセル拘縮に気付きにくいと言った方が正確でしょう。

シリコンは自然な柔らかさのものも増えてきていますが、やはり脂肪注入法と比べると固さを感じてしまう方が多いかと思います。

シリコンバッグの破損について

シリコンバッグの破損について

近年のシリコンバッグの破損リスクはかなり低下していますが、強い衝撃によって破損してしまう可能性はゼロではありません。

交通事故や打撲などの外傷によるものがほとんどです。その他、カプセル拘縮が起きてしまった場合にも、バッグに対して強い圧力がかかり、破損を招いてしまいます。

もし破損してしまったら

シリコンが流失すると痛みや発赤、腫れが出ることがありますので、そのような場合は原則的にバッグの抜去、あるいは交換をしなければなりません。

抜去の場合は、挿入時の傷から行います。

交換の場合、患者様によって異なりますが、抜去と同時に行うこともあれば、少し期間を空けてから再挿入することもあります。

豊胸手術後の皮膚壊死

豊胸後に皮膚が壊死することは稀ですが、起こり得ることです。ほとんどがシリコンバッグを挿入した後に起こり、原因としては主に2つ考えられます。

原因1 感染症

感染症

1つ目は、感染症です。シリコンバッグ挿入後に細菌感染が起きると、皮膚壊死を起こすことがあります。赤くなったり、腫れたり、痛みが出たりした時は要注意です。

早期の段階で抗生物質を投与すれば、薬で抑えることができます。しかし、症状が進行するとバッグの周りに膿が溜まり、さらに放置すると皮膚が壊死してしまいます。

壊死が起きると皮膚に穴が開いてしまい、バッグの一部が出てきてしまうこともあります。

細菌は目に見えるものではないために、術後の感染を完全に予防することは難しいですが、衛生管理がきちんと行われているクリニックで施術を受けることで、リスクは軽減できます。

原因2 血流の悪化

血流の悪化

2つ目は、シリコンバッグが乳房内から皮膚を圧迫して、血流が悪くなることです。細い体型の方が体型に合わない大きさのバッグを挿入すると、長期間に渡って血流が悪い状態が続き、炎症が起きて赤くなったり痛みを生じたりします。やがて、皮膚の一部が壊死し、場合によってはシリコンバッグが出てきてしまうことも考えられます。

壊死が起きてしまった時には、シリコンバッグを取り出し、壊死した皮膚を除去しなければいけません。状態によっては、他の部位から皮膚を移植することもあります。

血流の悪化

バッグを入れてから皮膚に赤みや痛みが生じた際には、すぐに施術を行ったクリニックで診察を受けることが大切です。

脂肪注入豊胸で起こり得るトラブルとは?

非常に自然な見た目や感触が魅力の脂肪注入豊胸は、ご自身の脂肪を注入するためアレルギーや副作用も起こりにくい方法です。

しかし、全くトラブルが無いわけではありません。

豊胸手術後の脂肪壊死

脂肪注入豊胸をすると、注入した脂肪には周囲から栄養分が届けられますが、この時に充分な栄養を受け取ることができた脂肪細胞は、その場に生着することができます。

一方で、栄養が不充分であった細胞は死んでしまいます。これが、脂肪壊死です。

通常、壊死した脂肪細胞はマクロファージと呼ばれる細胞に食べられて吸収されますが、稀に壊死した細胞の周囲に「被膜」と呼ばれるカプセルができてしまうことがあります。被膜に囲まれた脂肪組織は、マクロファージに吸収されることなく、その場にしこりとして残り続けてしまうのです。

脂肪壊死が起きると…

被膜に包まれた脂肪分のことをオイルシスト(油性のう胞)と言いますが、これ自体が人体に悪影響を及ぼすことはありません。

脂肪注入を行った方の乳房をMRIで検査したところ、極めて小さなものを含めると約半分(47%)の方にのう胞を認めたとの報告があります。しかし、ごく稀に大きなのう胞ができてしまうと、痛みを伴ったり、周囲に炎症を起こしたりする可能性があります。このような症状が出た場合や、外観からもしこりが目立って気になる場合は、のう胞を取り出す処置をします。

また、オイルシストの周囲の被膜は徐々にカルシウムが沈着し、石灰化を起こして大きくなってくることがあります。石灰化を起こしたのう胞がなくなることはなく、このような場合ものう胞の除去が必要です。石灰化が軽度の場合には3㎜程度の切開を行い、カニューレと呼ばれる細い管を挿入してのう胞を吸引します。石灰化が進行している場合にはもう少し大きな切開を行って、のう胞の摘出手術を行います。摘出の際に、切開は腋窩(わき)のシワや乳房の下のシワ、乳輪周辺など目立ちにくい部位で切開するため、傷跡を目立ちにくくすることが可能です。

脂肪注入による痛み

脂肪注入による痛み

脂肪注入の場合、バッグに比べて痛みは少ないですが、術後1~2週間経過してから痛みや発熱を生じることがごく稀にあります。この場合、脂肪壊死が疑われます。脂肪壊死を起こした場合には、早めの処置が必要です。お早めに診察をお受けください。

術後のしこりについて

術後のしこりについて

注入後、数日間のうちに栄養が行き渡るようになった脂肪はそこに生着しますが、栄養が足りなかった場合は壊死して体内に吸収されます。生着しなかった脂肪の体積が多い場合は吸収もされづらく、しこり(石灰化)になることがあるのです。

しこりとは

しこりとは

注入された脂肪は数日間のうちに充分な栄養をもらわなければ、脂肪細胞は壊死して吸収されたり、被膜というカプセルに包まれてしこりになったりします。被膜に包まれた壊死脂肪の周囲には異物反応が起きるため、白血球などの炎症細胞が集まります。そこで炎症が続くと、次第に血液中に含まれるカルシウム成分が徐々に沈着。カルシウムの塊が作られ、これがレントゲンやCTなどで白く映る「石灰化」となります。

吸引した際の脂肪には、脂肪の他に麻酔液や血液、古い脂肪細胞などの不純物も含まれます。これらを取り除いて注入しなければ、生着率が低下し、石灰化が起きやすくなります。

石灰化は、必ずしも治療しなくてはならないというわけではありません。除去される場合は、小さく切開した箇所から取り除くことになります。

程度が軽い場合には、VASERなどの機器を用いて吸引するケースもあります。

しこりの対策

しこりの対策

また、注入した脂肪の中には、吸引の際に使った麻酔液や血液、古くなった脂肪細胞など様々なものが含まれています。このような不純物が入っている場合は生着率が下がり、しこりもできやすい傾向にあります。

コンデンスリッチやピュアグラフトは、上記のような不純物を排除し、健全な脂肪細胞を注入する豊胸術です。従来の脂肪注入法に比べて生着率が高まり、石灰化されにくい傾向にあります。

しこりを避けたい場合は、コンデンスリッチやピュアグラフトを選ぶようにしましょう。

また、脂肪を無理に入れすぎた場合にも、しこりが発生しやすくなりますので、注入量の目安は200~300ccとして施術を行っています。

豊胸手術で失敗しないためのポイント

上記した通り、豊胸には様々なリスクが付きまといます。

これらを回避するため、下記のポイントに気を付けてクリニックや医師を選んでみましょう。

  • ・デメリットをあらかじめ把握する
  • ・口コミに左右されない
  • ・カウンセリング
  • ・症例写真や実績をチェックする

・デメリットをあらかじめ把握する

ここまで読んでいただいた通り、豊胸には様々なデメリットも存在してます。

それを把握したうえで豊胸を検討することは非常に大切です。

・口コミに左右されない

美容外科だけに限った話ではありませんが、商品やサービスを選ぶ際に気になるのが口コミの存在です。

しかし、ネット上の口コミはあくまで【書いた人の主観】であり、あまりあてにならないことも多いです。

では何を基準に選べば良いのかというと、自分自身で見た・感じた情報です。そこで事項の 【カウンセリング】 が非常に重要となります。

・カウンセリング

上記の通り、ネット上の口コミはほとんどあてになりません。

そこで重要になるのがカウンセリングです。

複数のクリニックでカウンセリングを受けて、一番印象が良かった場所を選ぶようにしましょう。

また、下記のポイントも非常に重要です。

  • ・こちらの希望をしっかり聞いてくれるか。
  • ・デメリットに関する説明があるか。
  • ・無理に他の施術をすすめてこないか。

後悔のない豊胸手術のためにも、必ずチェックしておきましょう。

・症例写真や実績をチェックする

クリニックや医師を選ぶうえで重要になるのが、これまでどれほどの実績あるのかという点です。

豊胸手術の症例写真を見てみるのも良いでしょう。

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